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ドニー・ダーコ:ダークなもやもやときたらコレ

自分のなかに「Wild Thing」がいる子ども(と大人)はセンダックの絵本に反応する気がしますが、それと同じく、ティーンの頃にある種のダークなもやもやを抱えてた人はこの映画に深く共感するんじゃないかと思う。言葉では説明できないこの感覚はよくわかる。
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ドニー・ダーコ(Donnie Darko)』監督:リチャード・ケリー

これは「切ない映画ベスト10」に入るかも。80年代終わり頃の10代ってこーだよなあ、そうそうそう!私のところには銀色のウサギは出なかったけど、気持ちはわかるわー、などと深くうなずくと同時に、猛烈に切ない気分に襲われるダウナー系映画なので、繰り返し観るにはエネルギーが要るけど、超おすすめ。

ネタバレなキーワードを挙げるとパラレル・ワールドの話ですが、似たような別の映画の数々とくらべると、思春期の"ダークなもやもや"を絶妙に描写している点で本作は一線を画していると思う。切なさ最高潮の「Mad World」なエンディングは、見方によってはハッピーエンドですよね。

よく考えてみると、ココで紹介したタオ・リンの本も、ちょっと違った切ないもやもやを描いているところが共通してるかも。

ここまで書いて気づいたけど、激しくこの手のものに共感する私自身が心にダークなもやもやを抱えてるってことなんでしょうか? …ってことは私のところにも銀色のウサギや斧もったイルカやしゃべるクマが出現してるかもしれないってこと? ただ見えてないと思ってるだけ?

いや、たんに最近やる気がナイだけだろ!ということは脇に置いておきまして、今度から気をつけてまわりを見回すようにします。まずは「地下室の扉」から探さないとダメでしょうか。

さて、なぜいまさら『ドニー・ダーコ』の話などを書いてるかというと、5月に続編の『S. Darko』がリリースされるからです。アメリカでも劇場公開は予定ナシ、監督・脚本も別の人。ドニーの妹が主人公という設定です。うっかりトレイラーを見てしまったんですが、ありがちなTVドラマみたいな印象で、また別の意味で非常にもやもやした気分になりました。
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Commented by minaco. at 2009-04-03 01:33 x
ずっと前劇場で観た時、確かにダウナーになった気がします。特に80年代に青春を送った者には…かもしれませんね。何となく、当時あった不条理な漫画を思い出しましたよ。とゆうか、腕にあったあの数字は何なんだっけ?と今殆ど思い出せない自分にもやもやです。ああ、も一回観たくなりました!

て、今頃続編とは~!「バタフライ・エフェクト」じゃあるまいにw しかもビデオスルーでしょうか。しょっぱひ…
Commented by rivarisaia at 2009-04-04 00:15
80年代自体がもやもやした時代ですもんね…(遠い目)。
腕にあった数字って世界の終わりまでのカウントダウン数字じゃなかったけ。そういえば、この映画には、ERのカーター先生がイイ人そうな先生役で出てたこともさっき思い出しました。

「ダウナーまつり」と称してもう1回観ようかなー。最後の曲はかなり好きですが、どよーんとするんですよね。

「バタフライ・エフェクト」も続編なんてつくらなきゃよかったのにね。「S・ダーコ」はちょっと塩気が多そうですよ。アメリカでもビデオスルーって相当しょっぱいのでは…(とか言いながら、予想外にイイ出来なら観てみたいけど)
by rivarisaia | 2009-03-31 22:29 | 映画/洋画 | Comments(2)