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スタンド・バイ・ミーからローラまで、吸血のアレ

生きものカテゴリとかつくったせいでしょうか。週末、高原に行ってた家人がマダニに食われて帰ってきましたよ…。みなさま、ご存知ですか、マダニ。私はその存在はじゅうじゅう承知してましたけど、実物は初めて見ましたよ。犬を飼ってる人はたまに犬が散歩中に食われたりするみたいですけど。

「あら? かさぶたができてるよ…ってこれマダニだよ!速攻、病院に行け!!」と大騒ぎ。ただでさえ虫嫌いの家人は、かなりブルーになっておりましたが、切開してもらって抗生物質もらってきましたので大丈夫です。そう、この虫はリケッチアを持っているかもしれないので、自分で取らずに即ヒフ科に行ってくださいね。皮膚に食い込んでるので簡単には取れないし、無理に取ったら頭だけが残っちゃったり、菌が入ったりする可能性があるのでダメです。

夏といえば、ゴではじまる黒い甲虫「G」もイヤですけど、人につく虫のアレコレもイヤですね。それにくらべたらGなんてまだマシだと考えるようにするか…。

虫でイヤだといえば、この映画。

スタンド・バイ・ミー(Stand by Me)』監督:ロブ・ライナー

舞台は50年代のアメリカ。少年たちのひと夏を描いた爽やかな映画として心に残っていらっしゃる方も多いかとは思いますが、私にとって本作は、爽やかどころか、ゲロ映画であり、ヒル映画以外のなにものでもありません。ゲロの部分はさておき、少年たちがヒルに食われて大パニックの描写は短いけど秀逸。

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この楽しい沼遊びのひとときの直後に、恐ろしい事態が発生し、全員がパニックに。

『スタンド・バイ・ミー』と聞くと真っ先に浮かぶのがこの場面。多くは語りませんが、ショックのあまり卒倒しちゃう主人公の少年が気の毒すぎる。ただ、少年たちがけっこう簡単にはがしてたのは疑問です。あんなにポロッと取れるかなー。よっぽど満腹だったのでしょうか。

経験者の私が語りますが、なかなかはがれないんですよ。

そう。あれは小学生のときの夏休み。田舎の田んぼ脇の溝で遊んでて、ふと見たら足にヒルがついてたときの衝撃といったらないね。まさにそのときの私の気分を「大草原の小さな家」のローラが代弁してくれてますので、原作小説・第3作目から引用してみましょう。

メアリイは、そんなものは見ただけで胸がわるくなるのです。ローラだって、メアリイ以上にぞっとしてはいましたが、こんないやらしいものがからだにくっついたままにしておくくらいなら、まださわるほうがましでした。そこで、思い切ってそのなかのひとつを押さえつけ、ぐっと指をつっこむと、ぎゅっと引っぱってみました。
 それはどんどんいくらでものび、それでもまだ吸いついたままはなれないのです。

〜『プラム・クリークの土手で』ローラ・インガルス・ワイルダー作、恩地三保子訳(福音館書店)より


わかる!わかるわ、ローラ。まさにそう!私もまださわるほうがマシと思いながらひっぱったけど、どんどんのびて取れないよね!(泣)そのときの雰囲気を絵に描いてみました。
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いくらなんでもここまで伸びてないだろと思うけど、印象としてはこんな気分。当時すでに、本作を読んでいたので、あー、これはもしやローラの本に出てたヒルというやつか、日本にもいるんだね、ということが頭をよぎり、西部開拓時代の子どもと現代の子どもが吸血ヒルを通して意識の共有を図ったのであった。

…というのはどーでもよくて、もう半泣きで一緒に遊んでた地元の子にはがしてもらった記憶があります。ダラダラ血が出てくるし、ヒルは現代でも医学療法で使われているとか、無害であるとか言われても気分のいいものじゃないわね。

たとえ沼に入らなくても、山には山ビルがいるかもしれないので、ご注意を。かつてボルネオに行った際、ガイドさんからこんなジョークを言われたこともある。

「ジャングルでは前から3番目を歩いたほうがいいね。木の上にいる山ビルは、1番目の人が通りすぎると目が覚めて、2番目が通りすぎるときに戦闘態勢に入り、3番目の人に襲いかかるからね。あっはっは」


いや、順番はあんまり関係ないと思いますけど…。そのときは遭遇しなかったので別にいいんだけどさ。

そんなわけで、この夏、キャンプだ!ハイキングだ!山へGO!という方はくれぐれも虫にはお気をつけくださいませ。ちなみに山ビルに関しては、すばらしく充実した情報サイトがありますので、紹介しておきます。

ヤマビル研究会

うむ。実際に遭遇したらナメクジと区別つかないかもしれない気がしてきました。

と、ここまで書いて気づきましたが、最近の私が書く内容ときたら、虫の話が多いね…。まあ、それもこれもすべて夏だからということで。
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Commented by ゆきたか at 2009-07-13 20:09 x
こんばんは。
ヒルはショッキングですね。僕も登山時に靴下の上からやられました。
最初小さいのにだんだんデカくなってきてぞぞぞ~って悪寒が…(;´Д`)
ボルネオのガイドさんの説明、沖縄のハブと同じですねw
Commented by rivarisaia at 2009-07-14 13:42
ひー!靴下の上からでも吸い付くんですか。すごいですね、ヤマビル。あのだんだん太くなっていくところが、気味悪いです。気づいたら洋服の中に入ってたりしてもイヤだー!

そして、やっぱり3番目は危険なのかな...という気分になってきました(笑)。3番目は歩かないようにしようかな。
Commented by fontanka at 2015-05-27 19:11 x
この話を読んで、友人の友人が、高原の牧場(観光地)に行った→お腹をダニに喰われ→がっつりはいっている→医者に行く→めずらしいと写真をとられた(学生時代なのですごい昔)
というのを思い出しました。

お医者さんが「めずらしい」とよろこんでいた(?)ので、ちゃんと治療してよと怒ってました。

春巻さんの「絵」可愛い→ガムがついている子供にしかみえない。(とか、真実は知りたくない)
Commented by rivarisaia at 2015-05-27 20:47
家人にたかったマダニも、めずらしいからって試験管に入れられて、たぶん学生用の資料になってると思われます(大学病院だったので)。

ヒルね、伸びるのが気味悪いです!!びよーんって。思い出すと鳥肌たつー。
by rivarisaia | 2009-07-13 17:27 | 映画/洋画 | Comments(4)