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緑の光線

昨日は持病の偏頭痛のため1日悶絶して過ごし、今日も朝から調子悪かったのに、午後になって突然、路上で歌い踊ってもいいくらいの絶好調に。今日は頭痛薬も飲んでないのに、なぜ唐突に元気になったのか。気圧?

そりゃそうと、イタリア人とフランス人に「バカンスはどうするの〜?」と聞かれました。バ、バカンスか……特にナイ! でもこの夏は「遊び > 仕事」モードで過ごすつもりで、いろいろやることあるのよ〜と答えたら、納得しかねるような反応がかえってきた。欧州の方々とはバカンスに対する気合いの入れ方が違うので、仕方ありませんね。

そんなバカンスに対する気合いを伺い知るには、この映画。
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緑の光線 (Le Rayon Vert)』監督:エリック・ロメール

友だちのドタキャンのせいで、独りでバカンスを過ごさなくてはならなくなった主人公が、充実したバカンスを求めて右往左往する話。

むかし観たときは、主人公の女性にイライラし、絶対に友だちになりたくないタイプ、と思ってたんですが、そんな私も成長しましたよ。昨年観たときには、情緒不安定な主人公にイラッとはくるものの、「もうしょうがないなあ、ひとりで勝手に悩んでなよ!」と生あたたかく見守ることができたさ。(いや…それじゃあ以前の感想とあんまり変わってないんじゃ…)

バカンスの時期に、ひとりでパリにいるのが嫌で、かと言って友だちに誘われて訪れた先でも孤独を感じてうまくやっていけない主人公。そんな主人公の気持ちがわからないでもない箇所もちらほらあるものの、突然、泣き出す、気が変わって「私、帰る!」と言い出す、という彼女の行動の数々が「いいかげんにしろよ」とイラッとする原因です。

そんな主人公は、海辺で老人たちがジュール・ヴェルヌの小説に出てくる「緑の光線」の話をしているのを耳にする。太陽が沈むときほんの一瞬だけ光が緑になるというのだ。

「なにやってもうまくいかない。私のバカンスはどこ〜!」と悶絶する主人公と、それを観てイライラする私はあくまでも平行線。でも、最後の最後で「緑の光線」が見えた〜!という瞬間、イライラ気分はすべて帳消しになって「いやあ、ほんとによかったね!」と彼女を応援したい気分になるのでした。

毎回思うけど、ロメールの映画って、どうってことない会話が繰り広げられているようでいて、最後まで目が離せないんだからすごいよなー。

ところで、私も緑の光線見たいけど、日本でもふつうに見られるものなのかしら。
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Commented by ゆずきり at 2009-08-02 10:51 x
たぶん、日本で最初に上映したくらいのときに見たので、記憶が定かでないのですが、映画内に緑の光線映ってましたっけ?
きのうまで近場の海にいっていたので、確認すればよかった~。
ロメールの主人公たちは、ささいなことを悩んだり気にしたりしまくりで、俳優たちもいかにもスター、みたいな人は出てこないけど、最後まで見ると報われますよね。
バカンスはいったんとるともっととりたくなるものじゃないかなー。
Commented by rivarisaia at 2009-08-03 16:57
最後に緑の光線が一瞬映るんですけど、昔観たときよりも緑度がアップしてた気がするんですよね。昔は「見えた?見えた気がする」「見えなかったー」という会話をした記憶があるので、どうも画像を多少いじってるじゃないかと思う(くらいハッキリ緑が見えた)。

ロメールの映画は、登場人物がだらだらしゃべりまくって、それを最初は「だから何なのよー」と思いながら聞いてるうちに、いつのまにか引き込まれてるというのが不思議で好きです。

なんだかんだ言って、私もバカンスほしくなってきました...。
by rivarisaia | 2009-07-28 22:37 | 映画/洋画 | Comments(2)