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ゴーン・ベイビー・ゴーン

観賞後、小1時間ほど「正義ってなんでしょうね」としんみり考えさせられましたよ。そうか、君はそっちを選ぶのか。
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ゴーン・ベイビー・ゴーン(Gone Baby Gone)』監督:ベン・アフレック

デニス・ルヘイン(レヘイン)が原作なだけあって、後味がかなり重苦しいですが、けっこういい映画。日本では劇場未公開。社会問題を浮き彫りにしたような重苦しい内容が劇場未公開の理由でしょうかねえ。どよ~ん。

ボストンで私立探偵をやっているパトリックとアンジー。ある日、行方不明になった4歳の少女アマンダの捜索を依頼される。しぶしぶながら仕事を引き受けたふたりは、警察と協力しながらアマンダの行方を追うが…


途中、まさかここで終わるんじゃないだろうね、と思った箇所がありましたが、まだまだ話はつづき、究極の二者択一問題をグリグリ押し付けられて、なんともやるせない気分にさせられました。

あいまいな書き方をすると、最後まで責任をもつ覚悟である選択をした人たちがいまして、その選択が果たしてよいのかどうかはナゾなのですが、最終的には、別の人によって別の選択肢が選ばれる、という話。どっちが正しいのかは簡単には答えがでません。

いずれにしても他人の人生にちょっかい出す以上、最後までちゃんと責任をもたないとだめだと思う。それくらいしか言えることがない。

これでよかったのかと放心したような表情が映し出されるラスト。頼むから後は知らないとか言うなよ、ちゃんと責任もってよ〜! そして30年後、彼は何を思うのだろうか。自分は間違ってなかった、と堂々と言えるような未来になればいいんですけどね。

ところで、主演はケイシー・アフレックなんですが、いままで兄ちゃんのベンにあんまり似てないと思ってたけど、やっぱり似てるなー。
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Commented by 渡辺 at 2009-09-20 18:27 x
こんにちは。
なんせ地元(といってもSouth Bostonではない)に住んでいるので、けっこう気に入った映画でした。やるせないエンディングですが、「正義って何なんだ?」ともやもやした気分が残るところが(ハリウッド的エンディングが多い)アメリカの映画としてはかえって「偉い!」と思いました。ちょっとクリント・イーストウッドを思わせ、「ベン・アフレックやるじゃん」と見直した映画です。

あの若いお母さんの友達を演じた女性、実は地元の素人なんです。だから演技(?)に信憑性があるんですよね。

地元ボストンではけっこう大作扱いされていたので、日本で劇場公開されていないのに驚きました。
Commented by rivarisaia at 2009-09-21 23:09
>渡辺さん、こんにちは!
去年まで私も身内がボストンに住んでいたので(とはいえ、South Bostonではないんですが)妙な親近感をもって鑑賞しました。

見終わった後にいろいろ考えさせられてズシーンとした余韻が残るし、なかなかいい映画でした。おかげでベン・アフレック、私も見直しましたよー。

あの若いお母さんは演技うまいというか、「いる!絶対こういう人いる!!」と思うほどリアリティに満ちてましたが、素人の方なんですね。

日本は洋画の興行収入が落ちているので、劇場公開されない作品が増えつつあるんですけど、これは重いからスルーされちゃったんでしょうかねえ。日本にも通じるところのあるテーマなだけに残念です。
by rivarisaia | 2009-09-14 14:49 | 映画/洋画 | Comments(2)