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エリザベス:ルネサンス・ダンス

今週はダンスの話で1週間。そこでルネサンス・ダンスでひとまず〆ということにしたいと思います。ルネサンス期(14〜16世紀)のダンスおよび音楽にはいろいろ種類があって、私には違いがよくわからない(覚えられない)。

この時代の踊りでパッと思いつくのが、エリザベス1世です。ケイト・ブランシェットが映画で踊ってましたよねえ!
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エリザベス(Elizabeth)』監督:シェカール・カプール

最後のほうでエリザベスが発する「I have become a virgin」の台詞で、カトリックとプロテスタントの中道を進もうとしたイギリス国教会の概念がストンと落ちて、なるほど女王がカトリックで言うところのマリアの代わりになるのね、と感心しました。

しかし公開当時、「私は処女になった」という字幕に、あれだけダドリーといちゃついてて何をいまさら?と思った人も多く、「聖母になった」と訳すべきとも言われたようですが、確かにわかりにくいけど「処女」でも誤訳じゃないと思う。

逆に「聖母」と意訳していいのか、難しいところ。別にエリザベスは聖母マリアになったわけじゃないんだもん。あくまでカトリック教徒に対して、聖母の代わりに女王がいるよってだけで。それに、英国国教会は聖母崇拝をしていないはずだし、最後の「 I am married to England(イングランドと結婚しました)」の台詞にもつながらないといけないじゃん。

「処女になって→イングランドと結婚する」はわかるけど、
「聖母になって→イングランドと結婚する」はありえないよ。

ダンスから大きく話がそれました…。

その処女王エリザベスが夢中になったのが「ガイヤルド(Galliard)」と呼ばれる踊りだったそうですが、映画ではダドリーと「ヴォルタ(ラヴォルタ、la volta)」を踊ってました。ヴォルタはガイヤルドの中のステップのひとつらしく、女性を高く持ち上げたり、激しい動きがあったりして、けっこう「スキャンダラスな踊り」と思われていたそうでございますよ。すべてWikipedia英語版の受け売りだ。

Wikipedia参照ページ:LavoltaGalliard 。Lavoltaのページには女王とダドリーが踊っている絵画の画像があります。床から高くピョーンと飛んでますよ、女王が!

私の期待値が高すぎて、全体的に微妙だった続編『エリザベス:ゴールデン・エイジ』では、ダンスの練習シーンが出てきました。濃ゆい顔のクライヴ・オーウェンがスキャンダラスなダンスを披露してますので、ステップをじっくり見るにはいいかもしれません。
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Commented by fontanka at 2009-10-02 23:45 x
春巻さん>
「エリザベス」→あれをみたときの感想「エリザベスお姉様、おつらかったでしょうね」(キャリアウーマンの悲哀)でしたが。
私はあのセリフは「もう色恋はすてた。心はだれにも与えない」という風に思いました。

ちなみに、会社にスクエアダンスにはまっている人がいて、以前、食堂でとなりに座ったら、ずーーーっとダンスの歴史を話してくれましたが、全部わすれました。
Commented by rivarisaia at 2009-10-03 21:40
>fontankaさん、

やっぱりあれは、マリアの代わりになるというほかに「いろいろあったけど、気分一新!もうだれとも結婚しないし!」という意味ももちろんあると思うので、聖母はやっぱりナイかな〜と思いました。

エリザベス、たくましくて流石です。

ダンスの歴史、おもしろいんだけど、どういうわけだかまったく頭に入りません! ステップも覚えられません!そんな私は一時期社交ダンス習いましたが、ついていけませんでした…。
by rivarisaia | 2009-10-02 21:34 | 映画/洋画 | Comments(2)