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天使と悪魔

もはやどうでもいい映画なんですけど、そしてもっとおすすめしたい映画の感想を先に書けよ、とも思うけど、久々に、途中で観るのを止めようかと思ったほどの苦行映画だったので、記録しておきたい。ほとぼりも冷めてるし、けっこう内容に触れます。そして本作を好きな人、ごめん。
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天使と悪魔(Angels & Demons)』監督:ロン・ハワード

ダン・ブラウンの原作を読んだときは、後に映画化された『ダ・ヴィンチ・コード』よりも本作のほうがおもしろく読めたんですよ。映画化を狙っているのでは?と勘ぐってしまうほどのハリウッド映画的展開には苦笑したけど。

しかし、そんなハリウッド映画的展開の小説が実際に映画になってみたら、端折っているせいなのか、たいそう目まぐるしいわりには、おそろしく退屈であった…。

さらにトム・ハンクスが徹底的にミスキャストだと、わたくし確信しました。トム・ハンクス自体は嫌いじゃないけど、ラングドンには向いてない。奴がいちいち蘊蓄を披露するたびにイライラするんですよ。あれだけ蘊蓄を語るくせに、イタリア語もラテン語もあまり得意ではないご様子な点も見受けられ、いくらなんでも、それはナイだろ!とイラが絶好調に。原作のようにラングドン教授のヘリから脱出シーンがあったら興ざめするところだったので、あの場面をいさぎよくはぶいた点はよいと思う。

これがもしハリソン・フォードだったら、ここまでイライラしないのではないかという気もします。蘊蓄を語ろうが、専門分野に関する言語が苦手だろうが、ガリレオの文書になぜか英語が書いてある!などと都合のよい展開になろうが、ハリソンだったらたぶん笑って許せる。ヘリから飛び降りたシーンがあったとしても、ハリソンなら問題ないはずだ。

そんなわけで、途中からハリソン・フォードだと思うことにして観ることにしました。が。何と言いますか、犯行の計画自体が壮大な割にはあまりに無理矢理で何がしたかったのかよくわからない話になっていて、もうどうでもいい気分に。

唯一、楽しかったのは、枢機卿がぞろぞろといっぱい出てくるところ。 わーい緋色の枢機卿が大勢!
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最後に、トム・ハンクスに神経逆なでされてた私は、貴重な文書をそんな奴に貸すなよ、ヴァチカン!と突っ込みましたが、あれは、ヴァチカンが一枚上手で、密かに制作したファクシミリ版を貸したのだと考えることにしました。頼むからそう思わせてください。
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Commented by fontanka at 2010-05-19 19:55 x
枢機卿が山盛り→そのシーンはそそりますねぇ(見てないけど)

ローマ法王(私はミッション出身なので「法王様」と言ってしまいます)の葬儀の時に色んなファッションの枢機卿がいて、このファッションの違いを誰かおしえてと思いました。「猊下がいっぱい」
Commented by 森と海 at 2010-05-19 22:21 x
>これがもしハリソン・フォードだったら
大好きなんですね、インディ・ジョーンズwww

根競べをわかりやすく映像化した点は評価できます、本作。
Commented by rivarisaia at 2010-05-20 12:58
>fontankaさん
もはや枢機卿登場シーンが本作のメイン!と思うべきなのかもしれません。コンクラーヴェの場面だけ見せてくれたらいいよ、みたいな。

ファッションの違い、私も気になる。何か決まりがあるのでしょうか。今度、神父さまに聞いてみよう。
Commented by rivarisaia at 2010-05-20 13:03
>森と海さん
インディ・ジョーンズですっかり見慣れているので、ハリソンならもう何やっても許せるんですけど、トムは...トムは...。

根競べ中の枢機卿たちが「彼こそ次の法王に…」と言い出したとき、いや、海千山千の枢機卿らが、民衆が騒ごうが何だろうがそんなことを言うハズがない!皆、落ち着け!と思いました。ほんと、枢機卿シーンにしか注目してない、私。
Commented by makrele at 2010-06-25 23:43 x
この映画、私の好きなドイツ人俳優が出ているのでちょこっとコメントを。
まだまだハリウッドではマイナーなんですが、
近衛兵?ピエロみたいな制服でほんの一瞬登場します。
ってどうでもいい話題なんですが、個人的にはイケメンだなぁと。
Commented by rivarisaia at 2010-06-26 21:37
バチカンの衛兵の役で?
だれー!?と思ってimdbで検索してみて、イケメンとのことなので、Ben Bela Böhmと推測しましたが、どうでしょう!?
Commented by きたきつね at 2010-06-27 14:22 x
やっと見ました。
「ダ・ヴィンチ・コード」の経験から、「トンデモ映画」だと腹をくくって見たので、笑いながら見てしまいました。うーん、いろいろとんでもなかった。とんでもないというか、ふとどき。
でも、たしかに枢機卿山盛りのシーンはよかったです。イタリア観光映画としてもよかったかも。
Commented by rivarisaia at 2010-06-28 20:16
小説はまあ割り切って読めるからいいけど、あれがビジュアル化されるとトンデモ度が倍増すると実感しました。
いや、いくらなんでも設定に無理がありすぎだろう…。

枢機卿てんこ盛り部分だけだったよ、楽しかったの…。
by rivarisaia | 2010-05-19 18:55 | 映画/洋画 | Comments(8)