「ほっ」と。キャンペーン

復仇(冷たい雨に撃て、約束の銃弾を)

忘れないうちに感想を書いておこう。しかし、いつまでたってもタイトルが覚えられず、「つ、冷たい雨の銃弾の約束を撃つ…あれれ?」みたいな感じ。『復仇』でいいじゃん。

b0087556_1430273.jpg

冷たい雨に撃て、約束の銃弾を(復仇)』監督:ジョニー・トー

マカオに暮らす娘の家族が何者かに惨殺され、復讐を誓ったフランス人コステロ(ジョニー・アリディ)。しかし、言葉も通じない異国の地で右も左もわからないコステロは、偶然出会った3人の殺し屋(アンソニー・ウォン/黄秋生、ラム・カートン/林家棟、ラム・シュー/林雪)に仕事を依頼するが…


トーさんの映画には「香港やマカオを舞台にした現代版西部劇」という香りが漂う作品があって、香港やマカオという最高にノワールな場所に、正義、約束、そして仁義がぐるぐると熱帯台風のように渦巻いてるというのが、もうたまらないですね! 自分でも何言ってるのかよくわからないけど、ふつふつと静かに沸騰する熱き血潮ですよ。はっはっは。

本作のキャッチコピーでバレバレですけど、本作のキモはコステロことジョニー・アリディがある秘密を抱えていること(別に極秘レベルの秘密ではないけど)。そういうことなら、なにも自分たちの命を犠牲にしてまで他人のために復讐しなくたっていいんじゃないのか?と思うところですが、そこには仁義がありますからね。男は一度交わした約束は命にかえてでも守るのだった。最近は仁義のカケラもない人たちが多いですからねえ、そういう輩はとくと本作を見て出直してくるがいいさ。

今回のみどころは、野原での四角いゴミキューブがごろごろと迫ってくる銃撃戦。見晴し台ではワハハハハ!と高らかに笑うサイモン・ヤム(任達華)、舞うゴミ吹雪。嗚呼…。

途中、「コステロさん、そんなところにいつまでも座っていたら、溺れ死んじゃうよー!」というナゾな演出もありましたが、トーさん映画特有の侠気と友情を堪能できて、大変よかったです。相変わらず、料理の場面はどれも美味しそうだし。海辺の子どもの家のおかずは何だったんだろう。のどかな日々と美味しい食事でコステロに心の平穏が訪れるといいのですが。フランスの娘とはいつか再会できるのだろうか。
[PR]
by rivarisaia | 2010-05-23 15:14 | 映画/香港・アジア | Comments(0)