「ほっ」と。キャンペーン

情婦

昨日のスペイン×スイス戦はあっと驚きでした。驚いたけど、思い返してみればスイスは過去にもスイス傭兵並のカッチリした働きっぷりを見せていたので、堅牢な守り勝ちってことでしょうかねえ。何はともあれスイスはいま盆暮れ一緒に到来したかのようなお祭り騒ぎっぷりなのではないかと思う。ツール・ド・スイスも開催中だし。おめでとう!

さて。

あっと驚きといえば、先日ようやく観たこの映画にもあっと驚いた。
b0087556_16381773.jpg

情婦(Witness for the Prosecution)』監督:ビリー・ワイルダー

原作はアガサ・クリスティーの『検察側の証人』。クリスティーの長編はほとんど読んでるんだけど、逆に短編と戯曲はほとんど未読。本作を観るまで原作も読まない!と決めてたことも、しばらく忘れてました。いつも観る機会を逸してしまうので、ようやくDVDで鑑賞。

ストーリーのダブルどんでん返しも驚きですが、「未見の人に結末を話さないでください」とテロップが流れる点やタイロン・パワーの遺作であるなどといった点も驚き。へえーそうなんだ!

金持ちの未亡人殺害容疑をかけられたレナード(タイロン・パワー)。アリバイの証明をしてくれるのは妻のクリスチーネ(マレーネ・ディートリッヒ)しかいない、という不利な状況のもと、裁判が始まるが…

という話で、これ以上は書けません。

いやーほんとにいい映画でしたが、それはクリスティーの原作がよいからだけでなく、キャスティングが絶妙だからだと思う。

ディートリッヒが迫力倍増していてかなり恐いいっぽうで、病み上がりの弁護士ウィルフリッド卿(チャールズ・ロートン)が非常にいい味を出している。ついでにウィルフリッド卿の口やかましい付き添い看護婦(エルザ・ランチェスター)とのコンビも抜群だ。チャールズ・ロートンとエルザ・ランチェスターって実生活で夫婦だったんですね。へええー。

チャールズ・ロートンじゃなかったら、この映画もここまでおもしろくなかったかもしれないなー。どうだろう。

さらにWikipediaによれば、チャールズ・ロートンは1928年の舞台にて「史上初めてアガサ・クリスティの探偵エルキュール・ポワロを演じる」とあり、これもまたへえええー。いや、本作を観てて、チャールズ・ロートンはポワロも合ってるかもしれないとちょっと思ったんですよね。体型からいくとネロ・ウルフのほうがさらに適役ですが。

ラストのびっくり展開も推測ついちゃった箇所もあったけど、それでも楽しめたし、私がいちばん驚いたのは「エキストラだと思ってたのに、ええー!?(以下略)」という人物でした。
[PR]
Commented by fontanka at 2010-06-17 21:20 x
まったくサッカーを見ていないので(このブログで、どうやらスイスが勝ったのね?)と思った次第です。はい、ツール・ド・スイスは「見ています」

「情婦」ですが、映画の前にベースとなる短編を読んでました。
映像では、リメーク版のTVドラマを先にみていた気がします。
ちなみに看護婦役はデボラ・カー
チャールズ・ロートン版だったか、この話で「バミューダ・パンツ」(海水浴用?)がでてきていた気がしますが、どうでした?
映画をちゃんと見たのは、ある程度年がいってからだと主増す。

私的には、タイロン・パワーが「濃すぎ」ました(「ソロモンとシバの女王」の録画中になくなったんですよね?→ユル・ブリンナーが交替)
もっと優男だったら・・・と、納得できなかったです。

ラストのセリフが意味深長でした。
もしかすると、戯曲と混同しているかもしれませんが。

私、戯曲って苦手なんですが、あれだけは(筋を把握しているせいもあって)、スゴイなと思いました。
Commented by minaco. at 2010-06-18 00:59 x
大大好きな映画!
ほんと「エキストラだと思ってたのに、ええー!?」ですよね。してやられます。ディートリッヒもほんと、さすが!って感じ。結末もこれぞ元祖ドンデン返しですねー。

高校生の頃、映画を観て、原作の戯曲も読みました。
しかも、恐れ多くも演劇部で上演しようかと考えたほど…
我ながら高校生には無理だろ!と思いますがw

ツール・ド・スイス、物凄い落車ゴールだけは観ました…ひーーー。
Commented by fontanka at 2010-06-18 08:05 x
「情婦」についての印象って「言葉」というものの意味を認識した映画でもありました
”guilty” (ああ、詳しく言えないのがもどかしい)

今、仕事でへろへろ状態、で、ボディーブローのように、自転車レースのの番組の疲労が→ヴェルタ終わるまでか・・・・です
Commented by rivarisaia at 2010-06-18 22:31
>fontankaさん
ツール・ド・スイスまで追っかけられない私です。サッカー廃人道まっしぐら...。その後はグランツール廃人道が待ち受けてるわね。

バミューダ・パンツって出てきたっけ...覚えてない。
タイロン・パワー濃いけど、ダメそうなイケメンという役柄としてはまあまあかなーと思いました。しかし、それ以外の配役が凄すぎて、なぜかタイロン・パワーの印象が薄まっている気も。(逆にそれがいいのかも)

映画を観たので、今度短編のほうを読もうっと!
Commented by rivarisaia at 2010-06-18 22:36
>minaco.さん
あのエキストラのような人があんな役割だなんてー。
途中までは付き添い看護婦が口やかましくて勘弁してほしいと思ってたけど、実はウィルフリッド卿のことをよくわかってらっしゃるいい人だった。

戯曲をふつうに上演するとどのくらいの長さになる芝居なんだろ。

しかし、ツール・ド・スイスでそんな落車ゴールが展開されているとはー。
Commented by とむ at 2010-06-30 18:28 x
はじめてコメントさせていただきます。
いつも面白そうな映画をチョイスしてますね!
これは僕も最近みました。
最後のどんでんがえしの「真犯人」
微妙過ぎたんで、もう一回見直して唸りました。あれは、すごい。
Commented by rivarisaia at 2010-07-01 20:33
>とむさん、
こんにちは!
最初は、どんでん返しっていっても昔の映画だしねーと思って観ていたのに、いっぱい食わされました。原作がしっかりしてるというのもあるでしょうけど、最後のあの人がまさかあんなにサラリと描かれてるとはー。かなり驚きました。

by rivarisaia | 2010-06-17 16:44 | 映画/洋画 | Comments(7)