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地球最後の男:ヴィンセント・プライス版

本日は前フリです。その昔、初めて本作を観たとき「なんかゾンビみたいな映画だね」と思ったことは覚えてます。そう、まさしく『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』は本作にインスパイアされたらしい、と知ったのはずいぶん後になってから。
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地球最後の男(The Last Man on Earth/L'ultimo Uomo della Terra)
監督:シドニー・サルコウ、ウバルド・ラゴーナ

白黒映画だし、淡々としているので、いま観るとまったりしちゃうかもしれませんが、ウィル・スミスの「俺、っていうか彼は伝説」にくらべたら100倍はすばらしいです。

謎の吸血鬼ウイルスによって人類がみな吸血鬼と化してしまった世界。

地球上で最後の人間となってしまったロバート・モーガン(ヴィンセント・プライス)は、朝起きると発電機に給油し、家の周りに散らばる死体を片付け、日用品を調達し、ニンニクを手に入れ、昼間眠っている吸血鬼に杭を打ち込むことを日課としておりました。そして夜な夜な吸血鬼らに家を取り囲まれ、「モ~ガ~ン」「モ~ガ~ン」と名前を連呼されるという、どうにもこうにも憂鬱な毎日を送っておりました。

もういやだ、こんな生活!

しかもところどころで挿入される回想シーンも悲惨。『ペット・セマタリー』を連想させる描写もあって、観てるこっちもどんよりしてきます。

そんなある日、日中なのに外を出歩いている女が! 俺以外にも人間がいたあー!と喜ぶモーガン。しかし、そこで衝撃の事実が明らかになる。彼女は人間ではなく、ウイルスに感染しながらも生き延びた新人類だったのだ。しかもそんな新人類は他にもいて、コミュニティを形成しているというのだ。そして彼らは、吸血鬼ハンターという殺人鬼の存在を恐れているらしい。…ええっ!?

ラストでは、リチャード・マシスンによる原作小説のタイトルがなぜ「I am Legend」なのかが判明する、価値観一気に大逆転。もう、マシスンに座布団1枚あげてちょうだい!

人類の栄華も過去のもの、盛者必衰、たけきものもつひにはほろんでしまふのが諸行無常の響きといふもの、としんみりすることうけあいです。ま、ちょっと大げさかもしれませんが、それがリメイク2弾であーなって、3弾でダメ押し。そっちのほうがよっぽど諸行無常。
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by rivarisaia | 2010-09-27 18:49 | 映画/洋画 | Comments(0)