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新 男はつらいよ(第4作)

今回も引き続き、昔書いて放置してた寅さん。寅さんのおいちゃんは、森川信、松村達雄、下條正巳の3人が演じていて、それぞれ三者三様でいいのですが、すったもんだの大喧嘩があるときはやっぱりガタイのいい森川信が安心。下條正巳だと、ひっくり返ったちゃぶ台の角にぶつかって大ケガしそうで心配。

森川信のおいちゃんが最高なのは第4作だと思う。

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新 男はつらいよ』(第4作)監督:小林俊一

競馬で大穴を当てた寅さんが柴又に帰ってきて、おいちゃんとおばちゃんをハワイ旅行にご招待。商店街の皆から餞別をもらうが、出発当日、旅行会社が金を持ち逃げしたことが発覚する。
皆に吹聴した手前、ハワイに行ったふりをして、店内に潜む寅さん一行。しかし、そこに泥棒(財津一郎)がやってきて…


寅さんが賭ける馬が「ワゴンタイガー」。「ワゴン=車、タイガー=寅」ということで、同姓同名の馬だと言い張るわけですが、わかる!わかるよ、寅さん。はっきり言って、私も競馬やってたときは、自分の名前が入ってる馬に賭けてたよ。

しかし私と違って寅さんは大穴を当てる。そしてなんと名古屋からタクシーで柴又に帰ってくるんですけどね、名古屋から柴又まで2万9千円でした。金銭価値がよくわからないが、今のお金にするとどのくらいなんだろ。ハワイ旅行は1人30万。1ドル360円の時代。

ハワイ旅行が失敗におわり、反省の旅に出た寅さんが再び戻ってくると、自分の部屋が他人に貸されていた…ということで、寅さんの部屋に下宿していたのがマドンナの栗原小巻という展開です。

ただこの4作目は、マドンナと寅さんの恋の行方云々よりも、とにかくメインは森川信。舞台はほとんど柴又だし、さくらはまったくといっていいほど活躍しないけど、森川信は魅力全開です。

ハワイ旅行の顛末も笑えますが、落語の『笠碁』みたいに家の前をうろうろする寅さんの帰宅シーン、森川信の「婦系図」独壇場など見どころ満載。そして寅さんが去っていくときに寝たふりをするおいちゃんとおばちゃんの場面がしみじみといいんだよねえ。

そうそう、ハワイ旅行に行くおばちゃんの気合いの入ったワンピース姿も見られます。後にも先にも、おばちゃんがあんな格好したのはこれ1作という気がする。
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by rivarisaia | 2010-10-13 22:08 | 映画/日本 | Comments(0)