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恋の紫煙

パン・ホーチョンは毎回違った雰囲気の映画なので、いつも「今回はどんな映画なんだろう」とわくわくします。今回はラブストーリー。
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恋の紫煙(Love in a Puff/志明與春嬌)』監督:彭浩翔/パン・ホーチョン

喫煙に風当たりが強くなって、香港でも喫煙場所以外でタバコを吸うことができなくなった。街の一角のとある路地では、喫煙者が集って他愛もない話に花を咲かせながら一服...どころかスパスパ吸っている。そこで出会った、広告会社につとめる青年(余文樂/ショーン・ユー)と化粧品店につとめる女性(楊千嬅/ミリアム・ヨン)の物語。


あらすじだけみれば、ちょっとしたロマンスというだけの話なのに、それがここまでおもしろいのは登場人物たちの会話が楽しいから。別に漫才やってるとか、意味深なことを話しているとかではなく、日常にふつうに話していそうな下ネタとか、どうでもいい噂話とか、怖い話とか。

携帯電話のメッセージ、トイレのドライアイス、喘息の薬などなど、伏線とまではいかない細かいネタの使い方も巧かった。

あと、全体的にどこかフランス映画に通じるものも感じました。何でだろう。ふつうの会話をしてるだけなのに観ていて楽しいからかもしれません。フランス映画でだらだら会話してるだけなのにおもしろい、といえばロメールですが、この作品に関してはロメールより私は楽しいと感じました。その理由は、時代設定が「今」で、香港の若者たちのほうが私には身近だからじゃないかなあ。

主役のふたりもとてもよくて、ミリアム・ヨンも魅力的だっけど、これまではまったく私のタイプではなかったショーン・ユーも、本作ではけっこうカッコいいかも…と思ったくらい。

ラストでふたりはお互い微妙に勘違いしてたことが発覚するんだけど、それでもハッピーエンドというのもいい感じ。実をいうと私は、ラブコメは基本的にあまり好みじゃないんだけど、本作は軽くて楽しくて、けっこう好きです。
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Commented by chiaki at 2013-09-04 17:05 x
面白かったー!
パン・ホーチョン、初めてみました。
なんでこんなに面白いのに一般公開されないんですかね!
韓国映画とかは割といろいろやってるのに。

ロメールとの比較はなるほどと思いました。
私はロメールあんまり好きじゃないんですが
(登場人物ほぼ全員にイラっとするので)、
この二人がくっちゃべってるのは許せるんですよね。

あまり面白かったので続けて2も見ちゃいました。
コテコテのメロドラマ展開になる2より、どっちかというと私は1が好きです。
「低俗喜劇」もみたい~
Commented by rivarisaia at 2013-09-05 20:24
わー! 楽しんでいただけたようで何よりです!
わたしも『恋の紫煙』は北京の女にちょっとイラッときた2よりも1のほうが好き。

パン・ホーチョンは毎回作風が違っていて、ぜんぶ面白いです。
なんでこんなに面白いのにきちんと公開されないのか謎…。

『ビヨンド・アワ・ケン』も大好きなので、機会があったらぜひにー。
by rivarisaia | 2010-11-01 20:59 | 映画/香港・アジア | Comments(2)