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刑事ベラミー

私の今年のTIFF最後の鑑賞作品。感想がようやく追いついた! こちらはチケットが取れなかったけど、譲ってくださる方がいて観ることができました。本当にありがとうございました! あ、来年のフランス映画祭はシャブロル追悼上映やるって噂ですよ。

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刑事ベラミー(Bellamy)』監督:クロード・シャブロル

南フランスのニーム。警視のベラミー(ジェラール・ドパルデュー)は妻フランソワーズの実家でバカンス中。そこにひとりの男が現れ、ベラミーに助けを求める。ジャンティと名乗るその男は殺人を犯してしまったと言うのだ。ベラミーは興味を抱き、ひとり捜査を開始するが、そこへベラミーの異母兄弟ジャックがやってくる…。


この映画の前日に観たのが『葉問1&2』と『ウィンターズ・ボーン』という最強のガチ映画の組み合わせだったため、シャブロルには申し訳ないのですが、前半とてつもなくまったりとした気分になってしまいました。

なんでそんなしけた男の相談にいちいち乗るの? アル中気味の弟にもっと厳しくしたらいいじゃない。なんでフランス人はだらだらとしゃべり続けるの? それにしてもドパルデューは太り過ぎではないだろうか。などと考えながら観ていたわけです。

ところがですね、話が進むにつれて、おや?という気分になってくる。ベラミーの私生活と捜査中のジャンティの物語がシンクロしてくるわけですよ。ジャンティの生活がベラミーの生活に浸食してくるといえばいいのでしょうか。

そしてラスト・シーンで「なんであんな捜査やってんだろ」という私の謎が氷解。そうか、人は身近なものは見えないのか…。

ところで、私は本作でちょっと目からウロコだった件が。

ベラミー夫妻が朝食を取る場面がありまして、当然ながらバゲットを食べてるんですけどね、輪切りじゃなかったんですよ。図に書いて説明します。

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うちでは上のように輪切りにしてたんですが、ベラミー家は、下のように、長めに切ったのをタテ割にして、バターとジャムを塗っていた。なるほどね、そのほうが固い皮が片面にしかないし、バターを塗る面積も広くなるし、食べやすいよねえ。ああやって切ればいいのか!
ありがとう、ベラミー!

なんだか、『沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇』でも『肉屋』でも、食べ物シーンに目がいってた気がします。シャブロルの感想がこんなんで、ほんとすみません。。。
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by rivarisaia | 2010-11-08 23:22 | 映画/洋画 | Comments(0)