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リトル・ランボーズ

楽しい映画であると同時にひそかに社会派なところがイギリスらしくて、かなり気に入った作品なのですが、何よりも私としては、この映画は帳面派の映画であることを強く訴えておきたい。そこで帳面派というカテゴリーも新設しました。映画のテーマ曲がCUREの曲だというのもポイント高し。

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リトル・ランボーズ(Son of Rambow)』監督:ガース・ジェニングス

ポスターのキャッチコピーがすべてを語ってます。

大人になるしかなかった子供と、子供らしさを禁じられた子供。彼らを救ったのは、愛でも、神でもなく、たった一本の映画だった。


1982年のイギリス。11歳のウィルは、戒律の厳しいプリマス同胞教会に属している家庭で育ち、映画もテレビもすべて禁止されている。だから授業でクラス全員がテレビをみるときも、ひとり廊下に出されちゃう。

ウィルの楽しみは、教科書や聖書にマンガを描くこと。そう、ウィルはまさしく帳面派なのだった。

ある日、ウィルが例のごとく廊下に出されているとき、悪ガキのリー・カーターと出会う。お金持ちの親にほったらかしにされているカーターは、実質兄のローレンスとふたり暮らしのような孤独な子ども。

そんなカーターの家で、ウィルは生まれてはじめて映画をみて衝撃を受ける。その映画は『ランボー』。「ぼくはランボーの息子だ!」と宣言するウィル。かくしてウィルとカーターの映画づくりがスタートする。

楽しい子どもの世界の後ろに垣間見える大人世界の暗い影、子どもの頃に同じ悲しみを経験していたウィルの母の決断、横暴だと思ってた兄ローレンスとの兄弟愛など、グッとくる箇所もたくさん。全力でごっこ遊びをした自分の子ども時代なども思い出したりしましたが、何よりもウィルの帳面が最高で、私としては「ビバ!帳面派」と讃えたい1本です。

劇場ではウィルの帳面を再現したZINEが販売されておりまして、1500円にしちゃ薄いと思う人もいるだろうが、私はこの帳面にかなり満足ですよ。こんなの。
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中味はアート本なので画像は小さくしますが、ウィルの落書きが満載。
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これからも帳面派映画は、こうやって劇中の帳面を再現して販売してくれるといいのになー。少なくとも、今回、これを制作しようという企画はグッジョブ!

ラストで、ふたりが撮った映画『ランボーの息子』完成版が観られるのですが、とても楽しくて私は泣き笑い。トラウトマン大佐に意外な事情が!
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by rivarisaia | 2010-11-22 13:49 | 映画/洋画 | Comments(0)