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女は女である

今週末からゴダール映画祭2010がはじまりますが、私の好きな『はなればなれに』は平日の日中のみという勤め人には厳しい日程。ま、皆観てるだろ、ってことなんでしょうかね…。

そりゃそうと、ゴダールの映画については、私は選ばれし観客ではなかった…と思うことが多く、ジャン=ポール・ベルモンドとアンナ・カリーナの魅力をもってしても『気狂いピエロ』は私と相性があわない(途中で意識がぼんやりしてきて惰性で観ることになっちゃう。ごめんなさい)。

とか言いつつ、先月だったかTVをつけたらシネフィル・イマジカでゴダールの映画を放映していたのでまた何本かつい観てしまった。そのひとつ。

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女は女である(Une Femme est une Femme)
監督:ジャン=リュック・ゴダール

白状すると、本作もまあ「実験的なかわいらしい映画ですね」としか言えず、本当に自分が選ばれし観客じゃないことを実感するのみなのですが、非常にグッとくる場面がひとつあります。

それはアンナ・カリーナとジャン=ポール・ベルモンドがシャルル・アズナブールの曲を聴く場面。これすごく好き。

この場面のジャン=ポール・ベルモンドは、若い頃のジャン=ポール・ベルモンドの中で一番かっこいいと思う。襟と袖にふわふわの白い毛皮のついた明るいブルーのワンピースのアンナ・カリーナ(髪には青いリボン)もかわいらしくて、こんな格好はアンナ・カリーナじゃなきゃ似合わないよ、とつくづく思うし、そもそもアンナ・カリーナのほうがメインなんだけど、それより何よりジャン=ポール・ベルモンド。

彼女を見つめるジャン=ポール・ベルモンドの横顔、だまって煙草をふかすジャン=ポール・ベルモンドの表情がすばらしくかっこいい。『勝手にしやがれ』もいいけど、じつはこのワンシーンのほうが好きだったりします。

グレーのタートルに茶色のジャケットという普通に着ると野暮ったい服装が、かっこよく似合うのはジャン=ポールだから! そもそも男性の茶色のジャケットって着こなしが難しいんだよね。そんな茶色のジャケットは、以前生でみたマチュー・アマルリックもおしゃれに着こなしていて、さすがフランス人は違う…と感じたのでした。
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by rivarisaia | 2010-11-24 15:04 | 映画/洋画 | Comments(0)