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密告者

フィルメックス2本目はこちら。痛かったがおもしろかった。ホント、鉈攻撃は勘弁してください。

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密告者(綫人/The Stool Pigeon)』監督:林超賢/ダンテ・ラム

密告者のことをなにゆえ英語では "Stool Pigeon" なのか語源を調べたところ、もともとはハトをおびきよせる際に台におとり用ハトを結びつけていたこと、さらにその前にはタカをつかまえるときにもおとりにハトを使っていたことから、警察へのたれ込みをする者を "Stool Pigeon" と呼ぶ、とありました。へええ。

本作は、密告者を利用して事件を解決する捜査官が、犯人を取り逃がしたせいで密告者の人生を台無しにしてしまい、良心の呵責に苛まれながらも、新たな事件の解決のために、またもや密告者を使った捜査を命じられ…という話。

私生活でもある事件が起こり罪の意識に苦しんでいる捜査官役は『黒社会』でレンゲをバリバリ食ってた張家輝/ニック・チョン。ニック・チョンは本当にいい役者になりましたね。私は大好きですよ、この俳優。

そして新たな密告者役は謝霆鋒/ニコラス・ツェー。妹思いの兄貴であるがゆえに、妹のために金が必要な彼は、宝石店強盗一味の情報提供者となることを承諾します。

事件はうまく解決できるのか、密告者の身分はバレないのか、ハラハラしながら見守っていると、やがてとんでもない方向に…。

今回、はっちゃけ大賞を差し上げたいのは、強盗一味の紅一点、桂綸[金美]/グイ・ルンメイ。『藍色夏恋』や『言えない秘密』(どっちも感想書いてなかった!ひー)で、清楚でかわいらしい女の子というイメージでしたけど、本作でははすっぱな役どころ。最後のほうでブチ切れるさまは、いいぞやっちまえ!という気分に。

苦悩する捜査官が最後に下す決断。本当は感情に左右されてはいけない立場なんだろうけど、これまで心に重荷を負ってきたからこそ、結果がどうあれ彼は後悔はしていないはず。

さて、Twitterでも話題にしましたが、クライマックスで2度ほど大写しになるスズメバチの巣、あれにはどういう意味があるのでしょうね。いろいろ想像してしまったわ。
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by rivarisaia | 2010-12-05 22:32 | 映画/香港・アジア | Comments(0)