これよま賞受賞作以外まとめて紹介:ノンフィクション

渡辺由佳里さん主催「洋書ファンクラブ」の「これを読まずして年は越せないで賞」について、もう年を越しちゃってるので、真の年越し(旧正月)がくる前にまとめておこうと思いますよ!

ざっくりした経緯はココココに書きましたが、今日はノンフィクション部門でロングリスト〜ショートリストに入ったけど受賞にいたらなかった本について、一気にまとめて簡単に紹介。洋書で何か読もうかなーという参考にしてください。

●ノンフィクション

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The Omnivore's Dilemma for Kids: The Secrets Behind What You Eat
Michael Pollan著、Dial刊

じつはこの本は大人向けに書かれた食に関する本を子ども向けに編集しなおしたもの。内容が非常に充実している上に、いたずらに恐怖を煽るのではなく、自分たちの食べているものについてちょっと考えてみようじゃないかという姿勢がすばらしい。

興味深かったのは、スーパーで売ってるオーガニックも、オーガニックという名前につられるけど実際のところは真の意味でのオーガニックではない、というくだり。

大人向けの方は『雑食動物のジレンマ』というタイトルで邦訳が出ています。また、本書は渡辺さんが「洋書ファンクラブ・ジュニア」で「みんなで読もう」という記事で詳しく紹介していますので、そちらのリンクを紹介します。

参考リンク:みんなで読もうThe Omnivore's Dilemma
その1その2その3その4その5


The Mind's Eye』Oliver Sacks著、Knopf刊
→(心の視力―脳神経科医と失われた知覚の世界)

オリバー・サックス教授のエッセイ。序盤はいつものサックス教授のエッセイですが、これまでとちょっと毛色が違うのは、サックス教授自身がある疾患を抱えていること、そして徐々に視力を失う病気になってしまったという体験が綴られているところです。

他人の顔だけでなく自分の顔も認識できないという症状については、過去のサックス教授の本で読んだことがありましたが、それがサックス先生自身のことだったなんて思わなかった…。後半の闘病体験は読んでいて辛いけれども、同時に勇気づけられます。これは邦訳が出るかもしれないですね。


Game Change』John Heilemann、Mark Halperin著、Harper Perennial刊
→(大統領オバマは、こうしてつくられた)

2008年の大統領選を描いたノンフィクション。『大統領オバマは、こうしてつくられた』という題で邦訳が出ています。ものすごい情報量でして、私はアメリカの政治ジャーナリストの底力を思い知りました。登場する人名の数もハンパないので、当時の選挙戦を追ってなかった人は「???」となるかも。

私はかつてココで、副大統領がペイリンにならなくてよかった、と書きましたが、本書を読んでさらにその気持ちが倍増した。いや…本当にペイリンだけはこれからも勘弁してほしい。

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by rivarisaia | 2011-01-10 15:03 | | Trackback | Comments(0)

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