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実録・連合赤軍 あさま山荘への道程

中東情勢が落ち着かず、バーレーンも大変なことになってますね。多くの血が流れるのは勘弁してほしい。

ところで「革命」という言葉の概念が東洋と西洋では異なる気がするのですが、特に日本は過去に本来の意味での革命は経験してないよねえ。だから革命って何なのかよくわかってないんじゃないかと感じる今日このごろ。

先日、永田洋子が死んだというニュースをきいた際、「実のところ連合赤軍って何、永田洋子ってどんな人」と家人に聞かれ、あーあの映画みればいいんじゃない、となげやりに答えたらDVDを借りてきたのでみてしまったのがこの映画です。腹立たしい気分になるのはわかっていたので、全然みるつもりはなかったのに。

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実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)』監督:若松孝二

母親に連合赤軍の映画をみたと話したら「わー、気持ち悪い! 気持ち悪いでしょ、あの人たちバカなのよ、そんなの見ちゃだめよ、目の毒よ!」と即答され、大笑いしましたが、本当に気持ちの悪い話。ドイツ映画の『es[エス]』のように閉鎖的な環境に押し込まれると、理性なんて吹っ飛ぶという状況でもあったけど、そもそもそれ以前に言葉に酔いしれてまわりが見えなくなっているのだから、どうしようもないです。そんなの、革命でもなんでもないよ。

この映画をみていて、私がひたすら胸くそ悪い気分になったのは、連合赤軍の行っていた「総括」が、かつて読んだ『滝山コミューン一九七四』を思い出させたからでもあります(この本については後日→さっそく書いた)。

Twitterにも書きましたが、文革や全共闘のやってた自己批判、あるいは連合赤軍の総括は、小学校の時に私が心底憎んでいた「帰りの反省会」です。帰りの反省会はもはやトラウマになっていますが、なんであんなことを子どもにさせる必要があったのか。ほんとにふざけんな。

帰りの反省会が今も行われているかどうか知らないけど、肉体的な暴力を伴わないだけで、教師公認の「総括」まんま。くだらない話題でさっさと終わるときはまだいいですよ。バカじゃないの?と思ってりゃすむから。自分が何か言われたときも「すみませんでした」と神妙な顔をして、心の中でアッカンベーをしてればいいし。

問題なのは、特定の生徒をターゲットにした吊るし上げが一部の生徒によって行われたことが何度かあったという事実で、暴走する同級生を止めようとしたら、こっちにも火の粉がふりかかり、悪夢のようだった。それでも教師がだまって見てただけだったのがいまだに信じられない。これでは多くの子どもが何も言わず、じっと下を向いてるのも仕方ないと思った。そういう時に下を向かないことを教えるのが教育なんじゃないのか、と子どもの私は憤慨した。もはや教師公認のイジメであって、私はあの時の教室内に充満していた異様な空気を絶対に忘れない。
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by rivarisaia | 2011-02-17 19:28 | 映画/日本 | Comments(0)