「ほっ」と。キャンペーン

プロジェクト・グリズリー

『トレマーズ』祭の余波なのか、あまりにバカなドキュメンタリーをみてしまい、バカバカしいので感想は書かないでおこうと思ったけど、やはり記録しておこうと考え直したほどくだらない映画です。何故そんなDVDを?と言われそうですが、テーマがヒグマだったので、ヒグマウォッチャーとして借りてしまったわけですよ。

b0087556_2305514.jpg


プロジェクト・グリズリー(Project Grizzly)』監督:ピーター・リンチ

80年代のパトリック・スウェイジをもっさくしたような風貌で、モミアゲの刈り方が非常に個性的な兄ちゃん、カナダ人のトロイ・ハートビスさん(Troy J. Hurtubise)は、ある日、森の中でグリズリーに出会った。死を覚悟したトロイさんだが、何故かクマは彼を襲わなかった。

なぜ、なぜなんだ!

その出会いに運命を感じたトロイさんは、再びクマと対峙するために(え?)、長い年月と莫大な金を投入して「耐グリズリー・スーツ」を開発する(は?)

ええっとさ。

まあその、あれだ。確かにクマと対峙した時に、身をガードできるスーツがあったらいいかもしれないよね。うん。

で、そのスーツのデザインがかなりヘンテコリンなのだが(DVDのジャケ参照)、本人は大真面目に取り組み、100キロ以上ある丸太をかなりの高さからドーンと落とされても壊れないスーツ、銃や弓で打ち抜かれても平気なスーツ、崖から落とされても、トラックにはねられても大丈夫なスーツ、炎であぶられても無問題なスーツを製作する。

ん? 炎であぶられても…? 相手はクマなのに?

いや、細かいことは気にしなくてもいいよね。

いくつものバージョンを経て、ついに完成した最新バージョンで実戦に挑もうとするトロイさんとその仲間たち。しかし、スーツには問題が! あまりに重すぎて、ひとりで運搬することも着ることもできないのは想定内だったけど、ちょっとした傾斜でも一歩も歩けないことが発覚したのである。

それは、つくっている最中にわかることなのではないのか? どうなんだ?

結局、スーツ着用を断念し、遠くをのそのそ歩くクマを眺めつつ、さらなる改良スーツ製作を心に誓うトロイであった…。おわり

えーっと。クマと対峙したい情熱がいつの間にか、スーツ製作の情熱にシフトしちゃってるみたいですけど、大丈夫でしょうか? 本ドキュメンタリーのおかげで有名になったトロイさんは、1998年にイグ・ノーベル賞も受賞(イグ・ノーベルのサイトをご覧ください)。

その後どうしてるのかと思ったら、Wikipediaによるとのスーツやら発明品の開発に勤しんだり、お金かけすぎて破産したりしているようす。そしてこんな記事も(記事中で耐クマスーツの映像が見られます)。

まあ、ある意味、とても自由な人ですね。いやはやトロイさんを取り憑かせてしまったヒグマ。別の意味でおそろしい。私も気をつけたいと思います(何をだ?)。
[PR]
Commented by きたきつね at 2011-07-04 23:07 x
うわあ…こんなスーツ、北海道民はけっして思いつきません。
熊に会ったら逃げるのみです(対策はここに書いてました→)
http://north-fox.tea-nifty.com/test/2004/08/post_12.html
しかし、「もう一度ヒグマと対峙してみたい!」という情熱は分からなくもない。鉄の箱じゃだめで手足で触れあいたかったのかなあ。
しかし、その情熱がいつのまにかアームド・スーツ作りにシフトしてしまう…気をつけよう!と思いました。
Commented by きたきつね at 2011-07-05 23:03 x
追記です。その後つらつら考えたのですが、
耐グリズリー・スーツに必要なのは、全身(特に頸動脈や腹のあたり)を噛まれても大丈夫な堅牢さと、前足で思いっきり顔を張られても頭部が耐えうるだけの衝撃吸収力だと思われます。
トロイさんのスーツはそのあたりは考慮されていたのだろうか…?
Commented by rivarisaia at 2011-07-05 23:38
こんなスーツ、まっとうな人は思いつかないですよね。
そしてこんなスーツでヒグマと出会って、あなた…どうしたいの…と小1時間ほど問いつめたい。手足でふれあおうにも、動けないですよねえ。それとも襲われたいのかな...。

とりあえず、衝撃には耐えるっぽくて「外側から何やられても中にいる限り何も感じないのさ、あっはっはー」とは言ってましたが、トロイさんのやることなのでどうも胡散臭いというね…。

クマ対策へのリンクありがとうございます! これで私もバッチリだ!(嘘です。出会いたくないです)。
Commented by minaco. at 2011-07-06 01:16 x
先日、山でクマ注意!の看板と出会ってきたところです。
もうね、こんなことになるなら最初に出会った時、熊もトロイさんをもっとビビらせておけばよかったのに…と思わずにいられません。目的が過剰で壮大すぎて、方向性もどんどんナンセンスになってゆくのは有りガチですね。何だか、トロイさんのお宅がパラダイス化してるんじゃないかと想像w

しかし、ヒグマへの対処法を調べてた時、同時に食われ方まで知ってしまいブルーになりましたよ…まず尻とか腹の柔らかい肉を食べて、しかも残りを保管しておくとか…(||゚Д゚)ヒィィィィ
なので、上記のきたきつね様のコメントに同感でございます。
あと、イザとなったら接近戦で立ったまま闘う方が勝機ありそうです!(熊も2本足姿勢は不利なので)イザって時が来ませんように!
Commented by rivarisaia at 2011-07-06 23:53
クマ注意の看板に出会ったら硬直してしまうわ。
ほんとにね、クマよ、トロイさんをもちっとビビらせてほしかった、と言わざるをえません。トロイさん、本作では奥さんにスーツ制作にかまけるなと怒られたと言ってましたが、その後どうやら夫婦間うまくいかなかったようす…。クマのせいで家庭がー。

それにしても残りを保管って何ですか。やめてー。

イザとなったら闘えとどの本にも書いてあるけど、怖いよ、無理だよ。ううう。
by rivarisaia | 2011-07-03 23:02 | 映画/洋画 | Comments(5)