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サスペリア

最近公開されてた黒鳥映画になんとなくモヤモヤしてしまったのですが、ふと、バレエの映画だと思うからよけいにモヤモヤするのであって、あれをバレエ映画というのは、この映画をバレエ学校映画だというのと一緒かもしれん、とふと思った次第です。

ということで、バレエ学校映画…じゃなかった、怖い映画です。

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サスペリア(Suspiria)』監督:ダリオ・アルジェント

公開当時、

決してひとりでは見ないでください…


とやたらめったらCMで言われたので、よいこの私は言いつけを守って見ませんでした。というか、怖くて怖くてTVで放映されたときも、まともに見られませんでした。

大人になって見てみると、痛いシーンもさほど怖くないし、やたらビックリさせる場面もないし、最近の映画のようにリアルに演出してるわけでもないので、格別にイタタタタ…ともならない。痛いといえば痛いけど、まあ許容範囲。

しかし、何ともない場面の不気味な演出がやけに薄気味悪くて、さすがダリオ・アルジェントなのである。

たとえば。

開始早々に思わせぶりに映る飛行場の自動ドアや、言葉の通じないタクシーの運転手。特になにも起こらないのに意味深で心がざわざわする。赤や青が強調される光の演出も不安にさせられる。廊下にたたずむおばさんと子どももやけに気味が悪い。

こうした何も起きない場面のほうが、怖いことが起こる場面より嫌な空気が充満しており、その息苦しさが、たまらないですね。私が主人公なら、さっさと学校やめる! どんなに頑張っても天井からポタポタととあるブツが落ちてきた時点で家に帰らせてもらいたい。他の生徒が全員出かけてて、自分だけひとり置き去りとかふざけんな。

決してひとりでは学校に残らないでください、と主人公に伝えたい。

このように、わたくし、ひとりでもけっこう余裕で本作を見られるまでに成長しました!
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Commented by ラキ男 at 2011-08-12 23:23 x
この映画の不気味な雰囲気は恐ろしいですよね
私も例のブツが落ちてくる場面を見て、なんでこの学校辞めないの?!と思いました 
私だったらあの時点で即自主退学&その日中に脱出です
私はひとりでこの映画を見る自信がまだない、、、かな
一人で見ていたら、夜天井をじーっと見て布団をかぶってしまいそうです 笑

Commented by minaco. at 2011-08-13 00:44 x
黒鳥映画はバレエ好きな方が観に行ったらドン引きそう…といささか心配になりました。まあバレエ映画じゃないし、むしろ『レスラー2』だし、と納得もしておりますが。

それよりも、ひとりでサスペリアなんてすごい尊敬!確かに当時のホラーって今観ると結構平気じゃん♪と思うのですが、『オーメン』や『エクソシスト』ならまだしもこれは別です。但し、私は『2』の怖さがオリジナルの怖さを凌駕してしまい、大雑把にしか覚えておらずちょっと残念。
気味悪い系ですよね。ただイヤ~な事が起こるって解るだけで充分。あと当時独特の陰気さというか湿り気が。
ほんとに主人公とっとと逃げ出すべき!
Commented by rivarisaia at 2011-08-14 23:52
>ラキ男さん
まったくもって「なんでこの学校辞めないの!?」ですよ。殺人事件があったってだけでも嫌なのに、次々と不気味なことが起きた上に、例のブツ事件。あんな気味悪い学校イヤだー!

最初はひとりでみる自信はなかったんですけど、意外と大丈夫でした。もちろんお風呂などはすべて済ませてからのほうがよいかと思われます。ただ嵐の夜に見るのはやっぱり無理かもしれません。
Commented by rivarisaia at 2011-08-14 23:58
>minaco.さん
黒鳥映画は、たまたま読んでしまったバレエ好きな方やバレエ本職の方の感想がコキ下ろしてたので、「バレエ映画ではない」ということを念頭においてみたつもりだったのですが、それでも「これは…」と思っちゃう箇所があり、まあでもバレエ映画でも、サイコホラーですらもナイと自分の中で落ち着いたので納得です。

ぜひとも『サスペリア』も『2』も再見してみてくださいよ〜。昼間にみてもいいから! 大人になってみるとけっこう新鮮。ただし、気味の悪さは今みてもマックス。時代を超えて気味悪くあり続けるってすごいな、アルジェント。
by rivarisaia | 2011-08-10 22:02 | 映画/洋画 | Comments(4)