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渚にて:Waltzing Matilda 無間地獄

7月にみたときに、気が狂いそうになったこの映画。何故か昨日うっかり『Waltzing Matilda』を口ずさんでしまい、また思い出しちゃったよー!

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渚にて(On the Beach)』監督:スタンリー・クレイマー

核戦争により北半球が全滅した世界。生き残った人類はオーストラリアにいるのだが、やがてそこにも刻一刻と死の時が迫っており…


最初に断っておきますと、静かで淡々と、死ぬ前に人はどう過ごすのかを問う、いい映画です。名作です。

が、しかし。

ここで、7月の私のツイートを振り返ってみたい。

たまたま『渚にて』を再見。細かい部分を全然覚えてなかったんだけど、そんなことよりも今回超絶気になったのは多くの場面でさまざまなバリエーションの『ウォルシング・マチルダ』が流れること。いくらオーストラリアだからってそりゃないよ、と言いたくなるくらいの攻撃。

さんざん『ウォルシング・マチルダ』バリエーションを聞かされた後、グレゴリー・ペックとエバ・ガードナーのラブシーンでは極めつけ。歌声つきで何度も何度も歌い、それがスローモーになったりして正直気が狂いそうになった。

ウォルシング・マチールダ、ウォルシング・マチイイルダ、ゆーるかむあウォールシング・マチールダうぃずみー♪ 脳内で鳴り止まない! 昔みたときはこんなに気にならなかったのに、もう駄目です!

げに恐ろしき音楽の力よ。


一緒にみていた家人はまるで気にしてなかったので、たんに私がバックグラウンドの音楽が気になりやすい性質なのが敗因。

メインテーマとして、第2のオーストラリア国歌と呼ばれている『Waltzing Matilda(ウォルシング・マチルダ、ワルチング・マチルダともいう)』が使われているんですが、オープニング・クレジットで「ああ、あの曲が使われてるのね、舞台がオーストラリアだしね」と認識してから、さあ大変。

一度気になると、以後ずーーっと神経に障る変化に富んだ『Waltzing Matilda』。映画が訴えたい主題はもとより、モールス信号を送るコーラの瓶や誰もいないサンフランシスコといった印象的な場面も、すべてあの曲にかき消されてしまい、私の中ではもはや「渚にて=Waltzing Matilda が狂ったように流れる映画」ということに…。

ところで、『Waltzing Matilda』の歌詞について、いままでまったく気にしてなかったんですけど、いつものように Wikipedia をみておののいた。

貧しい放浪者が羊泥棒を働いて、追いつめられて沼に飛び込んで自殺するというストーリーの歌 (by Wikipedia 日本語)


追いつめられて入水自殺…。だから、歌詞で幽霊がどーのこーのと言ってたのか。

ちなみに「マチルダ」というのは、放浪者が一切合切の持ち物をくるんで背負ってた「布」のことです。「Waltzing」はワルツを踊るのではなく、もともとドイツ語の職人が修行の旅に出るという言い回しから来ているらしいですが、転じて放浪するという意味だそうですよ(Wikipedia 英語版の受け売り)。

歌詞からすると、北半球を追い出されて、あてもなくオーストラリアをさまよい追いつめられていくという内容を象徴するかのようでテーマ曲として適切だという気もしてきましたが、それでもあのバリエーションはさすがにくどかった、いやいい映画なんだけど…と思う私でした。


では、オマケとして、子どもが歌う『Waltzing Matilda』をどうぞ!
歌詞付きなので、一緒に歌おう。


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Commented by fontanka at 2011-10-18 21:12 x
音楽がぐるぐる・・・は困りますよね。
私、たまたま夫が「ミナミの帝王」を見ているのを横目で荷造りしていて→旅先のものすごーーい繁華街であの曲が、がんがんとあたまの中を
→今はまったくわすれたんですが。
Commented by rivarisaia at 2011-10-19 21:57
しばらく忘れてたのに、ある日突然思い出したりすることが!
先日、買い物中にガンガンあたまの中で鳴ってた曲は、なんだっけ…と考えてたら、近所の図書館の閉館の音楽でした。

by rivarisaia | 2011-10-13 16:39 | 映画/洋画 | Comments(2)