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金(かね)で買えないモノ

TIFFでみた最後の1本はこちら。

金(かね)で買えないモノ(金不換)』監督:ビル・イップ/葉劍峰

舞台はタイ。ニセの薬を売りさばいて大金をせしめていた詐欺師のふたり組。しかし、ついにある日、詐欺がバレてしまい…


詐欺師、タイをさすらう、という、コメディ調のロードムービーかと思いきや、突然に不幸な出来事がふたりを襲い、途中から主人公の若者ひとりきりのさすらいの旅に(ロードムービーであることにかわりない)。

出てくる人たちは主人公をはじめ、ほとんどが嘘つきで、騙し、騙されという感じではあるけれど、嘘だとわかっていても騙されてみたり、そんな嘘から希望をもらったり、騙されてもまだ相手を信じてみたり、要するに嘘つきであっても、皆、本当は優しい人たちばかりなのだった。

映像的にいろんなことをやろうとしていて、それが逆に粗い感じに見えてしまったんだけど、主人公が途中で出会うトランスジェンダーのお姐さんとのエピソードにしんみりしたり、チェンマイの女の子は純情そうに見えて、ああいうタイプはきっとタチが悪いと思ったら、本当にタチが悪かったのにも関わらず、怒らずに「友だちだよね」と言えてしまう主人公はなんていいヤツなんだと感心したりして、終わってみれば、どこかあたたかい優しい物語なのでした。

映画終了後に、トランスジェンダー役のサラさんが歌いながら登場して、さらに幸せな気分に。監督が「タイの人たちは本当に優しい」と何度も言っていたけど、そんなタイの人たちの優しさは本作からも感じられましたよ!

タイといえば洪水…早くおさまって1日でも早く元の生活が戻りますように。私のタイの友人は現在旅行のまっさいちゅうらしいんだけど、大丈夫なのか。
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by rivarisaia | 2011-11-02 21:10 | 映画/香港・アジア | Comments(0)