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奪命金

プレリザーブで外れた上に、どうにも日程がうまくいかなくて、結局今年のフィルメックスはこれが最初で最後の1本ということに。

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奪命金』監督:ジョニー・トー/杜[王其]峰

投資で大もうけしようとすると、動くお金が大きいほど金融市場に人生振り回されることになるよね。もうかってる時はいいですけど、株が暴落すると大変。今回はそんな事態に巻き込まれた人たちの話。

群像劇になっておりまして、
・営業成績がよくない銀行員テレサ(何韻詩/デニス・ホー)、
・仕事熱心だけど私生活はダメそうな警部補(任賢齊/リッチー・レン)
・義理人情に厚くてお人好しのヤクザ(劉青雲/ラウ・チンワン)

の3つの話が絡み合います。

Aの話からBの話に移り変わるときに時間が巻き戻ったりするので、ハテ?としばらくみていると「ああ、そこがあの場面につながるのか~」と合点がいき、話がどう転ぶのかわからなくておもしろかった。

時代にあわせてかしこく動いているつもりでも欲を出す人はダメになっていき、昔気質で欲のない人や、陳腐な言い方だけど人との関わりを大事にしてる人に運が向いてくるような流れにも見えました。

金利が下がって多くの人が頭抱えてるときに、現金をたくさん持ってるのが汗水たらして古紙を回収してる人だったり。

銀行員テレサは、隣の部屋の成績優秀の同僚のように口先八寸で他人を言いくるめられないタイプだし、警部補も私生活では優柔不断だけど、仕事では人を大切にしてる人(エレベーターのシーンでもそう思った)。ヤクザのラウチンだって、知り合いの保釈金をかき集めるのに茶餐廳で粘ったり、他の手下がいやになって離脱しても諦めずにあちこち走り回ってたりと、義理堅い人。

映画は、それぞれよかったね、というところで終わるけど、これから先、3人は今まで通り生きていけるのか、それとも欲を出しちゃう人になってしまうのか、ちょっと気になる。

あと、私は数字認識力が弱く、経済の話が理解できないので、投資の話の細かい部分はまったくわかりませんでしたが、そんな私でも本作は楽しめましたよ!
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by rivarisaia | 2011-11-30 23:28 | 映画/香港・アジア | Comments(0)