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甘い罠

地道に追いつけシャブロル第3弾。もう年内にシャブロルに追いつくのは無理なので、まだ見てないのは来年かなー。

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甘い罠(Merci Pour le Chocolat)』監督:クロード・シャブロル

ピアニストのアンドレが、チョコレート会社の会長のミカと再婚する。アンドレとミカは昔結婚していたが離婚していて、アンドレはリズベットという女性と結婚、息子ギヨームをもうけていたのが、リズベットが事故で死に、ミカとよりを戻したのだった。


出だしから空気が不穏。一度結婚して、離婚して、再婚…いったい何があった?と謎が謎を呼ぶのですが、その後で、

じつはギヨームが生まれたときに、赤ん坊を見にいったアンドレは病院の手違いで同じ日に生まれた女の子を見せられたことがあった。


ということが発覚。ますます何かがおかしい。これは病院側の間違いらしいのだが、どうも怪しいのである。なぜなら、ギヨームには父アンドレの才能がなく、手違いで見せられたという女児は、現在ピアニスト志望の女性だからだ。

このピアニスト志望のジャンヌは、母親から病院の間違いエピソードを聞き、アンドレに会いに行く。そしてアンドレの妻ミカがうっかりショコラの入ったポットを倒したことに不審を抱き…というのが話の発端です。

何かがおかしいのに、何がどうおかしいのか不明な空気充満。そんな雰囲気の中で、アンドレとジャンヌはピアノの練習をしたりするけど、弾いてる曲はリストの「葬送」なのだった。嫌な変なのは明らかにミカ(イザベル・ユペール)ですが、ミカが何を考えているのかさっぱりわからない。それだけにミカの笑顔が怖いんだけど!

誰を "葬送" するのか…というのは最後に判明するのですが、ソファの上の黒い蜘蛛の巣のような編み物にからめとられたような構図のラストは「うわー」と思いました。

今回の食べ物は、食後のケーキもよかったけど、やっぱりショコラ。ココアというよりもなんだか濃厚でどろりとしてスパイスも効いてそうなショコラ。少なくとも見た目は美味しそうよ。

それにしても、そもそもなぜジャンヌの前でポットを倒したのかなあ。うっすらわかるようでいてわからない。もともと本作はシャーロット・アームストロングのミステリ『見えない蜘蛛の巣』をもとにしています。原作も読んでみたい。
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by rivarisaia | 2011-12-29 01:32 | 映画/洋画 | Comments(0)