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ニコラ:プチがあるとないとで大違い

あまりに寒いので夜はDVDでもみようという話になり、何枚か借りたんですけどね、私は『プチ・ニコラ』を借りよう、と言ったんですよ。ところがですね、家人が借りたのは、ずいぶん前にカートに入れて放置してた『ニコラ』だったという、恐ろしい手違いが!

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ニコラ(La Classe de Neige)』監督:クロード・ミレール

DVDを再生する際に "プチ"が付いてないことに気づいてはいたけど、あまり深く考えずに再生。「有名児童小説が原作のユーモラスなコメディだよ!」と事前に家人に一席ぶった私でしたが、開始早々、イヤ〜な印象の親が登場し、ニコラと思わしき少年も鬱屈としていて無表情、そもそも見た目も"プチ"のほうのニコラじゃないのである。

学校で保護者向けにスキー教室の参加説明会が行われている。ニコラの父親は、多くの子どもが死んだスクールバスの事故を理由に挙げ、学校の送迎バスではなく、自ら運転する車でニコラを参加させたいと主張する。


これがモンスターペアレントというやつですか、と言いたくなるようなニコラのお父さん。この段階で、"プチ"じゃなかったことに気づいてはいたが、その後の展開が不穏すぎて、"プチ"があるかないかで、ここまでギャップがあるとは思わなんだ、と戦慄。必要以上にハラハラしながら展開を見守るハメに。

シールを集めた景品に「人体解剖図」をほしがるニコラ。やたらと死を夢想するニコラ。子どもを連れ去り臓器を取り去る誘拐犯の話が頭から離れないニコラ。スキー教室に武装集団が乱入し、銃を乱射して生徒を皆殺しにする様子を妄想する想像力ゆたかなニコラ。でも、おねしょが心配なニコラ…。

明るくお茶目な "プチ" と大違いだな!

ニコラの空想と現実がごっちゃになって、話はどう転ぶのかと不安になるなか、スキー場近辺で事件が起こり、事態は思わぬ方向へ向かうのであった。嫌な予感はしたんですけどね…ああ。

劇中のニコラの妄想のひとつに、『猿の手』の話が登場します。二番目のお願いで「死んだ息子が戻って来る」描写がグロテスクで、笑っちゃったと同時にヒーッともなりました。ニコラはどんな大人に成長するのだろうか。私、少し心配です。
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by rivarisaia | 2012-01-12 16:51 | 映画/洋画 | Comments(0)