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女と男のいる舗道

たまたまシネフィル・イマジカで放映してて、懐かしい気分になりました。

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女と男のいる舗道(Vivre Sa Vie)』監督:ジャン=リュック・ゴダール

12の章にわかれた映画。女優志望のナナは家を出てレコード店で働きはじめるが、お金に困りやがて娼婦に…

という話。先日『ルル』の話を書きましたが、本作で主演のアンナ・カリーナの雰囲気がルイーズ・ブルックスに似てると以前は思ってたけど、改めてみてみると似ているようで全然似てなかった。黒髪でショートボブの異国人は一瞬ルイーズ・ブルック風に見えてしまうというマジックでしょうか。

そもそもアンナ・カリーナって不思議な顔立ちですよねえ。じっくり見ると別に美人ってわけじゃない気がするんですよ。目鼻口は大きいけど、微妙に目が離れてるし、でもどこかかわいいよね。変な髪型似合うし。本作の髪型も、目をこらして観察したんですけど、いまひとつ前髪の分量と頬のところでくるりんちょとなっている毛のありかたがよくわかりませんでした。私も昔こういう髪型をしてたのに、哀しいかな、ルイーズ・ブルックスにもアンナ・カリーナにもなりませんでしたね、ははは。

さて。

何度みても好きなのは、ナナがカフェで手紙を書く場面。手紙の筆記体もなかなかいい感じなんだけど、「私の身長は1メートル…」と書いたところで、やにわに立ち上がって自分の手でつま先から頭の上まで身長を測るしぐさがたまらなくかわいい!

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私にとってこの場面のために存在するような映画といってもいい。人によってはもちろん、いちばん印象的なシーンが、『裁かるゝジャンヌ』を見ている場面だったり、友人との責任についての会話の場面だったり、ビリヤード台のまわりで踊る場面だったり、『三銃士』の話に絡んだ哲学談義の場面だったりするんだろうな。
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by rivarisaia | 2012-02-16 17:44 | 映画/洋画 | Comments(0)