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理髪師

何だかしらないけどうちにあった、家族の誰かが買ったとおぼしきDVDが出てきたので、観てみました。

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理髪師』監督:陳逸飛/チェン・イーフェイ

監督の陳逸飛は有名な画家らしいのですが、本作の撮影中に急死してしまい、これが遺作となってしまった、というのが、さっきネットを検索して知った事実。

1937年、日本軍の占領が始まったばかりの上海。評判の高い理髪師・陸平(チェン・クン/陳坤)は、ある晩、突然店にやってきて女性に乱暴しようとした日本軍の兵士を殺してしまう。

逃げるように上海を離れた陸平は、小さな村の理髪店で働くことに。そこでひとりの女性と恋に落ちるも、彼女にはすでに婚約者がいたのだった。そしてこの村にも日本軍がやってきて…


時代に翻弄された理髪師の流転の人生を描いた映画。上海時代は順調で華々しい生活を送っていたのに、諸事情により片田舎でひっそり暮らすはめになり、田舎ものんびりしてていいかもねと思った矢先に、そこにも日本軍がやってきてしまう。しかも、かなわぬ恋という不幸のおまけつき。

理髪師の不運は続き、戦争が終了すると、日本兵士の髪を切っていたという理由で国民党につかまってしまう。何とか釈放されるけど、今度は共産党がやってきて労働改造でさらに遠方に送られちゃうのだった。

平和な世なら、髪切って一生過ごせたのにね…。

陸平の心の中は、人妻となってしまった彼女への想いでいっぱいなのですが、そんな一途な気持ちが天に通じる時は来るのか、という話で、非常にありがちで結末も大方の予想通りです。描かれている主人公の激動の人生とは反対に、どうしたことか、のんびりと見ていられる映画でもありました。いわば、オーソドックスな展開で別段驚きもなく、地味な映画なんだけど、音楽の使い方がよかったな。
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by rivarisaia | 2012-02-20 20:48 | 映画/香港・アジア | Comments(0)