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ドラゴン・タトゥーの女

原作は気が滅入るのであまり好きではなくて、さらにスウェーデン版の映画を観ているのに、なぜ同じ話を私は3度もおかわりせねばならないのか! それはフィンチャーだからいたしかたなく…。

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ドラゴン・タトゥーの女(The Girl with the Dragon Tattoo)』監督:デヴィッド・フィンチャー

オープニング・タイトルがかっこいいとあちこちで言われてるのを見かけたのですが、大変申し訳ございません…我が家では「歌はかっこいいのに、どこかで見たような3Dソフトの宣伝映像みたいだったね!」と不評。「きっとタイトルにかける予算がなかったんだよ〜」とまで言ってた始末です。うう、すみません。ちなみに制作は Blur Studio です。

原作もスウェーデン版も感想を書いてないのに、いまさらな感じなので、今回はざっくり箇条書きで。

・158分もあるのに飽きさせずにうまくまとまってるし、よくできてるのに、やはり同じ映画を2度鑑賞したという気分はぬぐえず。リメイクまでの時間が短かったせいもあるかもしれないけど、『ぼくのエリ〜』→『モールス』鑑賞コースの時と似たような、良くも悪くもないという、どっちつかずな気分に。

・でもフィンチャーの「雪景色の絵」はきれいだなあ。「おい、お前ら、絶対足跡つけんなよ、そこー!」みたいな声が飛び交ったりしたのだろうか。お屋敷へとつづく雪の道の構図と画面の色の感じが大変よかった。

・リスベット役は、スウェーデン版のほうが印象が強かったのは確かだけど、フィンチャー版のほうが繊細な面が出ていて、原作のイメージに近い感じ。

・犯人誰だったけ?と映画をみる前には忘れてたのに、配役のおかげですぐ思い出せたという、明らかにこの人だよね、というキャスティング…(最近ありがちである)。

・ダニエル・クレイグはどの映画に出てもダニエル・クレイグだと感心する。私的には、コリン・ファースもキーラ・ナイトレイも「どの映画でも常に本人」グループに入る役者なのだが、ダニエル・クレイグも仲間入り決定。

・そのダニエル・クレイグのベッドシーンで、見事な、「文字通りのモザイク」が。ボカシではなく、たっくさんの四角いマス目をグラデーションで塗りつぶした王道のモザイクっぷりにびっくりする。なんといいますか…もっとチルトシフトみたいな、ピンが甘いだけに見えるような、そんな自然なモザイクはできないのかしら。「モザイクでけえな!」ということばっかり、頭に残っちゃったんですけど。

そんなわけで、スウェーデン版みてない人は楽しめると思います。みちゃった人は、忘れてみるといいでしょう。でも忘れるっていうのも難しいですよね。そんなつもりはなくても、元の映画の記憶が残ってるとリメイクってまっさらに楽しめないので、よほど斬新でない限り、私はリメイク版あまり観たくないなー。
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by rivarisaia | 2012-02-24 22:38 | 映画/洋画 | Comments(0)