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モールス

スウェーデン版映画→アメリカ版リメイクという流れで、これまたいまさらだけど、ついでにこの映画についても書いておこう。

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モールス(Let Me In)』監督:マット・リーヴス

『ぼくのエリ』についてはコチラに感想書きました。日本公開版には「非常に重要な場面で傷(モザイク)」が入ってましたが、あの後、その肝心の場面の無修正版を見る機会があり、予想通りエリの下腹部に横に手術痕(去勢の痕)が映ってるというだけなんですけど、あれは修正するほどの映像なのか疑問。一瞬だし、変なの。ちなみに『モールス』にはこの場面はないです。

さて『モールス』ですが、意外にも寒々しい感じや静けさに満ちており、また、主人公である少年の母親の顔をハッキリと映さないことで、家庭すら居場所のない少年の孤独が伝わってきて、そのあたりはよかったです。無駄なくスッキリしたリメイクではあった。

あと、新たに追加されていた「昔の写真」も印象的でした。主人公の少年少女の、決して明るくはないだろう未来を予感させる効果があって、映画終わったあとに思い出すよね、あの写真の存在…。

全体に『モールス』のほうがホラー色がやや強く出ていて、スウェーデン版のエリは、時々表情が老婆みたいになるんだけど、一瞬なので「あれ?」という変化なのに対して、『モールス』のアビーは、エクソシスト並の恐ろしい顔に。

病院のベッドが燃え上がる場面や、クライマックスのプールの場面も、断然スウェーデン版のほうが美しかったです。

こうやってくらべると、どちらかといえばスウェーデン版のほうが好きだけど、リメイクもそれほど悪くないです。それでも同じ話を2度観てるという感覚に変わりないので、やっぱりリメイク版はもう当分いらない。
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by rivarisaia | 2012-02-25 22:18 | 映画/洋画 | Comments(0)