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マージン・コール

今年のオスカーの脚本賞にノミネートされてた作品。私的にはキャストが豪華なんですけど、インディペンデント・フィルムなのね。日本では劇場公開されなかったけど、DVDが出ました。

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マージン・コール(Margin Call)』監督:J.C. チャンダー

金融危機前夜の大手投資銀行の36時間(くらい)を描いた作品です。

1日目:大規模なリストラが行なわれる。リスク管理部門の責任者エリック(スタンリー・トゥッチ)も解雇されるのだが、彼はオフィスを去り際に、部下のピーターにUSBメモリを渡す。

1日目夜:飲み会にも参加せず、エリックからもらったデータを分析するピーター。とんでもない分析結果に、飲み会中の同僚と上司のウィル(ポール・ベタニー)を速攻で会社に呼び戻す。

1日目深夜:データを見て仰天した上司ウィルは、さらに上司のサム(ケヴィン・スペイシー)を呼び戻し…


青ざめた上の人がさらに上の人を召集し、深夜から早朝にかけて徹夜の取締役会が開かれ、ついにある決断が下される。上の人たちは、サイモン・ベイカーにデミ・ムーアにジェレミー・アイアンズなど。

そしてすべてが終わった、というか始まった、2日目の夜で話は終わります。

本作ですが台詞がものすごくよくて、けっこうキツイことをポンポン言ってるけど、確かに世の経済社会においてはそれが真理だったりする。すごく嫌な考え方なんですけどね。ドラマ自体は会社内部からほとんど動かないので、この小さい閉じた輪の中で行なわれることが、外の広い世界に影響を与えていくんだよな…と想像するとうすら寒い。閉じた輪の中の人たちがお金持ってて幸せかというとそうでもないんだけど。

唐突にも思える終わり方もよくて、エンドロールで響く「ざくっざくっ」という "掘る音" に何ともいいようのない余韻を感じました。

また、万年中間管理職であるケヴィン・スペイシーがいい味だしてます。なぜ彼が出世できないのかは、見ればわかる。余談ですが、本作のケヴィン・スペイシーはちょうどいい太め具合でグッときました。白いワイシャツにサスペンダーいいな~。
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by rivarisaia | 2012-03-13 20:37 | 映画/洋画 | Comments(0)