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ドライブ

サソリとカエルという昔話があります。こんな話です。

大きな川がありました。川の向こうに行きたいサソリは、カエルにたのみました。「ぼくを背中にのせて運んでおくれよ」カエルはいいました。「嫌だよ。だってきみは毒の針でぼくを刺すだろう?」「そんなことしないよ。きみを刺したらふたりとも溺れちゃうじゃないか」

そこでカエルはサソリを背中にのせて川をわたることにしました。なかほどまで来たとき、サソリがカエルをチクリ!と刺しました。

「ひどいじゃないか!」というカエルに、サソリが答えました。
「これがぼくの天から授かった本性なんだ。それは変えられないんだよ」

おしまい。


さて。ライアン・ゴズリングがたいそうカッコイイ映画をみたんですよ。原作は未読。

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ドライブ(Drive)』監督:ニコラス・ウィンディング・レフン

カーアクションのスタント&自動車整備士の主人公(ライアン・ゴズリング)は、たまに裏稼業としてヤバイ人を運ぶ運転手の仕事をしています。あるとき、人助けをしようとしたら、おかげでにっちもさっちも行かない状況に追い込まれて…

主人公は名前もわかんない(出てこない)、過去も謎である。しかし彼の行動をみると、いろいろヤバイ経験を積んできたんだな〜と推測できます。そんな主人公は、ヤバイ稼業のときには背中にサソリの刺繍のついたジャケットを着ています。けっこう目立つ洋服だから、「あのサソリ野郎」とすぐ身バレしちゃうのに、と心配にもなりましたが、血で汚れても着てる。そんなに気に入ってるジャケットなのか?と謎でした。

が、途中で「サソリとカエルが云々」というセリフがあって、合点がいった。

ライアン・ゴズリングは「あのサソリ野郎」じゃなかった。サソリを背中にのっけて運ばないといけない「カエル」だったんですね。なるほど。

さて、そんな彼はサソリに刺されるのか否か。つづきは映画をご覧下さい!

余談ですが、なんとも80年代なフォント(しかもピンク色)と音楽がおかしくて、けっこう笑っちゃったんだけど、だって歌詞が。

And you have proved to be
a real human being~~(being being being…)
and a real hero~~


ずいぶんベタだな! でもそんなベタな感じがこれまた一興。
ここ数日、この歌がときどき頭の中で鳴っちゃうので、どうにかしてほしい! とりあえずライアン・ゴズリングとドライブに行きたいものです。
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Commented by chiaki at 2012-04-15 16:30 x
音楽やら何やら、80年年代なかんじでしたねえ。でもしびれました。監督が70年生まれということで、私がぐっと来たのはやはり昭和な同世代ならではなのかしら。。。ライアン・ゴズリングも素敵でした。ドライブいきたいです。勢いあまってスーパーチューズデーも見に行っちゃいましたが、こちらはこちらでスーツ姿も良し!でした。

そして確かに、あのサソリのジャンパーは相当に目立ちますよねえ。
Commented by rivarisaia at 2012-04-16 22:39
80年代な感じはやはり監督が70年生まれだからでしょうか。サソリのジャンパーはあとで画像を検索してよくよく見ると、けっこう刺繍(?)の図案がかわいいので、そんなところも気に入ってたんですかね、主人公。そしてあえて、ジャンパーを目立たせて、顔の印象を薄くする作戦かもしれませんね!

『スーパーチューズデー』はじきに観に行く予定です。最近、やたらめったらライアン・ゴズリングがんばってる気がする…(いや『きみに読む物語』のときも、なんだよカッコイイなあ!と思ったけど)。
Commented by fontanka at 2012-04-19 21:31 x
サソリとカエルの話は、サイボーグ009のマンガで知った気がします。記憶の彼方ですが。
Commented by rivarisaia at 2012-04-19 22:35
へええ「サイボーグ009」にもあったんですね。そもそも原典はどこから...と疑問を持ったけど、英語のWikipediaに不明とあって、あららー。
Commented by chiaki at 2012-04-20 21:14 x
えっ、原典不明なんですか。私はニール・ジョーダンの『クライング・ゲーム』で知りましたが、てっきり有名な話なんだと思ってました。
Commented by rivarisaia at 2012-04-21 22:13
イソップかフランスあたりの教訓昔話系…と思ってたんですけど、原典はよくわからないが、おそらく西アフリカかサンスクリットの物語と書いてあって謎です。いろんな小説や映画に登場するのにね。
by rivarisaia | 2012-04-13 19:42 | 映画/洋画 | Comments(6)