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さすらいの女神(ディーバ)たち

マチュー・アマルリックが、今回もダメ男です。どうしてこの人はやさぐれたダメ男がこんなにかっこいいのか。謎だ。

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さすらいの女神(ディーバ)たち(Tournee)』監督:マチュー・アマルリック

かつては華々しい成功をおさめていた元プロデューサー(マチュー・アマルリック)が、アメリカの「ニュー・バーレスク」のダンサーを引き連れて、祖国フランスで巡業をする、というロードムービー。

本当はパリで大々的な興行をうって、かつての仲間(あるいはもはや自分の活躍の場のないフランス自体)を見返したい主人公なのだが、ショーができるのはさびれた港町ばかり。久々に会ったふたりの息子も反抗期だし、ホテルでは耳障りなBGMが鳴ってるし、全然寝るヒマないし、借金も多いし、どうにも出口の見えない人生なのだった。

ところどころで登場する「ニュー・バーレスク」のショーも楽しく、ショーの合間のヘンなエピソードがやたら心に残るんですよね。マチューはカフェで必ず砂糖のパケットをたくさんつかんでポケットに入れちゃったり、子どもが寝る前にお話するんだけどテキトーすぎて「もういいよ…」って言われちゃったり。

ショーをやって、次の港町に移動して、またショーをやって…という日々で、ほかにあらすじらしいあらすじはないんだけど、妙に目が離せなくて、画面に見入ってる間に映画が終わってしまった。あのあと、マチュー御一行はどうなるのだろうか。結局パリには到達できるのだろうか。何があっても「The show must go on」という気持ちで前に進んでいくんだろうなあ。がんばれー。
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by rivarisaia | 2012-06-10 23:09 | 映画/洋画 | Comments(0)