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カエル少年失踪殺人事件

未解決事件をもとにした話と聞き、しかもそれが韓国映画、長くて重いに違いあるまい…と避けてたんですけど、先日観た。前半はおもしろかったのに後半が微妙、だが最後のまとめが大変によろしくて帳消し、という映画でございました。

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カエル少年失踪殺人事件(Children…)』監督:イ・ギュマン

実際の事件のあらまし。

1991年、カエルをとりに行くと言った5人の小学生が失踪。子どもたちの行方はわからないまま、11年後、5人の白骨死体が発見され、他殺であることが判明したが犯人は謎のままである。

映画前半のあらすじ。

やらせが発覚して地方に飛ばされたTVプロデューサーは、スクープをモノにして返り咲くべく、数年前に起きた小学生失踪事件を追うことに。協力を仰いだのは、「顔見知りの犯行」説を唱える大学教授であった。


主人公のプロデューサーにも、説得力があるようでじつはナイ大学教授にも、まるで共感できるところはなく、非常にイラッとすることうけあい。それが狙いとみた。教授ときたら、登場シーンで「いかに人は自分の正しいと思う説を盲信するか」という講義をしてるんですけど、それをお前に言いたいよ、と小1時間ほど説教したいところです。

教授の説は無理があるのだが、盲信する教授と、それに乗っかった主人公には、すべてがある人物を指しているかのように思えてしまい、おかげで、

お前らは本当に人間かー!?

という事態を引き起こす。しかし、彼らの読みは外れ、子どもたちは発見されないのだった。ここまでが前半。

やがて月日が流れ、偶然5人の遺体が見つかるのが後半。謎の容疑者が現れたりするんですが、あの展開は蛇足な気がするんだよな(何となく意図はわかるんだけど)。それよりも、過去にやらかしたことを悔いているらしい主人公の、反省の軌跡をもっと描いたらよかったのにー。

しかしですよ、教授の疑惑の大元となった「ある遺族の小さな嘘」が明らかになるラストには、胸が詰まったですよ。そうか…そういうことなのか…。犯人がつかまっても、つかまらなくても、事件は風化していくけれど、遺族の哀しみは一生消えないんだよね。
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by rivarisaia | 2012-09-06 19:07 | 映画/香港・アジア | Comments(0)