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最強のふたり

これまた観てからだいぶ日が経つけど、ヒットしているようでよかったですね。ありがちな湿っぽさがみじんもないところがよいところ。

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最強のふたり(Intouchables)』監督:エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ

大金持ちのフィリップは、事故で首から下が麻痺して動かない。住み込みで世話をしてくれる新たな介護人の面接を行っていたフィリップのもとへ、黒人青年のドリスがやってくる…


ドリスは介護人になるつもりはなくて、失業保険をもらうために、就職活動の証明書にサインがほしいだけだった。ところが、フィリップに「1ヵ月の試用期間をあげるからやってみないか?」と言われるのである。フィリップの家は豪邸なので、ドリスもちょっとやってみようかな…というノリで働きはじめる。

これが、長い友情のはじまり、はじまり。

ドリスはフィリップを障碍者だという目線で見ていなくて、あくまで対等なので、ときに乱暴だったり、ズケズケものを言ったりする。だけど、陽気で愉快で憎めない青年なのである。憎めないというのは大きなポイントである。ふつうの人がああいうことをすると、けっこうイラッとくると思う。いっぽうで、フィリップも自分と対等に接してくれるドリスのことを色眼鏡でとらえていなくて、「やつは前科者だから気をつけろ」と注意されても受け流す。

このふたりはただウマが合うだけでなく、お互いにいい影響を与えあうような仲なのだった。ドリスと出会ったおかげで、フィリップも変わるし、ドリス自身にも変化がある。

初対面でナンパされた秘書はもちろん、フィリップの助手のイヴォンヌも最初はドリスにドン引きしていたにちがいないのだが、だんだんと信頼関係ができあがっていたのは、やはりある種の才能のような気がしますよねえ。

ぱーっと話が進んで重苦しい部分はさっと軽く流すようなつくりになっていて、それはそれでいいんじゃないかなーと思いました。いや最近、似たような設定だけど、かなり重苦しい展開になってどんよりする英語の小説を読んだもので…。
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Commented by 本のむし at 2012-10-17 10:14 x
こんにちは。
初めまして。
本の情報を求めてこちらにたどりつき、それ以来
拝読しています。

似たような設定の英語の小説って、もしかして、
Jojo Moyes の Me before You でしょうか?

映画はまだ見ていませんが、あらすじを読んで
そっくりだったので、おおおっ!と思いました。
Commented by rivarisaia at 2012-10-18 00:19
こんにちは。おお、ズバリその通りです!

『Me before You』はとてもよかった部分とうむ〜と悩んでしまう部分があり、内容に踏み込まないと感想書けないので保留にしてました。

設定は似てますが、テーマはもちろん異なるし、まるで違った方向に話が展開するので、映画もぜひどうぞ〜。

しかもこの映画が実話ベースで、最後にふたりの近況が紹介されるので、ほのぼのしました。

ところで、こちらをしょっちゅう見ていただいてるんですね。ありがとうございます。それなのに本も映画も最近書いてないのが溜まるいっぽうですみません。ちゃんと更新しよう....。
Commented by 本のむし at 2012-10-19 00:12 x
Me before You、同じような感想を持ちました。
単純なハッピーエンドだったら、それはまた納得できなかっただろうけれど、もうちょっと別の結末もあったのではないか、と少々もやもや……

映画のほうが救いがあるなんて、そちらのほうが小説みたいなのに実話ベースというのがびっくりでした。観にいってみます。

更新、楽しみにしています。
実はMr. Penumbra's 24-Hour Bookstore、ひそかにおもしろそうと思っていた本でした。こちらも読んでみたくなりました。
Commented by rivarisaia at 2012-10-20 00:11
そうなんですよ。『Me before You』は、単純なハッピーエンドだったら納得できないけど、あの結末はどうなのよ…と。Willの視点がなかったのも何故なんだろう。

こっちの映画は本当に楽しくて、やっぱりこういう話のほうが希望があっていいなと思いました。

『Mr. Penumbra's 24-Hour Bookstore』はおすすめです、ぜひぜひ!
by rivarisaia | 2012-10-15 21:27 | 映画/洋画 | Comments(4)