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恋の紫煙2

映画祭2本目は映画祭常連になっているパン・ホーチョン監督の作品。パン・ホーチョンの映画は本当にどれもこれも面白いので、あまり一般公開されないのが残念でならない。ホラーからサスペンス、コメディにいたるまで、さまざまな作品を撮るんだけど、どれもヒネリが効いていて楽しい。

今回はラブコメディです。『恋の紫煙』の続編。

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恋の紫煙2(春嬌與志明)』監督:パン・ホーチョン/彭浩翔

前作で恋人同士になった広告会社につとめる青年ジーミン(余文樂/ショーン・ユー)と化粧品店につとめる女性チョンギウ(ミリアム・ヨン/楊千嬅)は同棲していた。ところが、すれ違いからふたりは同棲を解消。ジーミンは北京へ転勤になり、スチュワーデスの女性と恋仲に。いっぽうチョンギウも北京で仕事をすることになり、新たな出会いがあるのだが…


最初に言っておくと、ラブコメがあまり好きじゃない私がすごく面白い、と思うのだから本当におもしろいのです。

ホーチョンの凄いところは、イラッとくる女性なり男性なりが出てきても、最終的には彼女/彼らが許せちゃうところ。そして、ふつうの恋愛物にありがちな「勝手にふたりの世界にひたってろ!ぞわぞわ〜」という鳥肌ポイントがナイところ。これ以上何かやったら鳥肌立つよ…という寸前で、「は?」という台詞なり行為なりが入り、またそのタイミングが絶妙である。今回の作品でも、私の隣の女性はあるシーンで感極まって泣いていたが、途中泣きながら「ブッッ!!」と吹き出していた。わかるわー。

女性の心理を描くのも上手。ヒロインのチョンギウの行動ひとつひとつに対して、多くの女性が「そうだ、そうだ、そうだ!」と深く頷いていたに違いない。

青年ジーミンは若い上に子どもっぽくて、優柔不断で、本当にダメなところはダメで、年上の女性チョンギウにしてみれば、そんな男はいいかげん忘れたほうがいいとわかってるんだけど、だがしかし。

最後のアレにはやられた。そりゃもう、どっち選ぶかっていったら、もう決まってるよね。いやはや。

「恋の紫煙」は1と2あわせて公開したらいいのにな。
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Commented by maiko at 2012-11-13 03:21 x
>私の隣の女性はあるシーンで感極まって泣いていたが、途中泣きながら「ブッッ!!」と吹き出していた
いやー嬉しいですね、まんまとパン氏の術中にはまるとは。
パン・ホーチョンの映画はシモ降ってナンボなのに六本木の会場では笑い声が起きず毎年シュンとする私ですの…でも今年はシモ以外でウケてましたね。
実は初見であまり好きじゃなかったのですが、日本語字幕にしてみるとけっこうキュンキュンくるかも(?)と評価あがりました。やっぱラストは空港でなく駅を使わんとな!
ほんと公開してくれたらよろしいのにねぇ…
Commented by rivarisaia at 2012-11-15 16:29
あの「ブッッ!!」と吹き出させるタイミングが絶妙でした。すばらしいー。

毎年、シモネタはもちろん、いろんなところで笑っちゃう私ですが、六本木の会場はそういえば比較的静かですよね…(でもいつも隣の人も同じような場所でひくひく痙攣してたりするので、あの会場が大声で笑えない雰囲気なだけかもしれません)。

それにしてもパン氏は何故にいつも女性心理をあんなに把握してんのか謎だ…。

1と2あわせて、なかなかいけると思うんですけどねえ…。
by rivarisaia | 2012-10-24 21:06 | 映画/香港・アジア | Comments(2)