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007 スカイフォール

今年の正月は、イマジカで007シリーズを一挙放送してました。家人の実家では『カジノ・ロワイヤル』のダニエル・クレイグ全裸拷問シーンを家族全員でガン見しながら夕飯食べてた…新年早々。

そういえば去年、私はめずらしく公開早々に007の新作を観たのだった。しかし感想を書かずに放置してたら記憶が薄れてしまい、ダニエル・クレイグが寒村の漁師みたいな風貌だったなーということばかり考えてしまうのですが、がんばって思い出してみる。

最初に断っておくと、私は007自体のよき理解者ではないのである。もっと地味で現実味にあふれたスパイの話を想像していた小学生の私が、はじめて007をみたときの衝撃が皆様にわかるでしょうか。

……その話はまた別の機会にすることにして、新作です。

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007 スカイフォール(Skyfall)』監督:サム・メンデス

トルコで任務中のボンドさん。ボンドさんが敵と格闘中、本部の上司Mが「ボンドが死んでも構わないので敵を撃ち殺しなさい!」とボンドさんの同僚女性に命令します。

で、ボンドさんは同僚の撃った弾にあたって谷底に転落。そのせいでやさぐれてしまい、飲んだくれの親父と化しますが、いろいろあってMI6に戻ってきます。

さて。

MI6では上司Mが何者かに執拗に狙われていた。そいつは一体誰なのか。そいつは昔の部下シルヴァであった。彼はそのむかし、任務中にMに見捨てられたのを深く深く根に持っていたのだった。

さあ、ボンドとシルヴァ、上司Mに見捨てられた男同士の戦いがはじまる!


ざっくりした内容はこんな流れ。前2作は、国境を超越した謎の組織との戦いだった気がしますが、今回はしょせん私情のもつれ。謎の組織は一時お休みです。

冒頭のトルコのアクションはドッカンドッカンと派手派手だし(シックスはスパイのくせに派手すぎる、とMI5に怒られるよ)、怪しげなマカオのカジノに悪のアジトの無人島、はてはスコットランドの荒野と舞台も多様で、さらにお茶目な若者Qが登場して楽しませてくれるんですけど、肝心のコトの真相が…なんていうのか……小さい。

上司Mはお前らのママじゃねーーんだよ! 甘えるなーーー!!!と言いたくなるというか。女性の社会進出が進んでも、男性部下がこういう意識の持ちようだと困るわね。

「俺を見捨てたママを恨む!」「ママに酷いことするな!」というマザコン兄弟ゲンカかよ、みたいな…。

Mの判断は、仕事としては正しかったわけじゃん。それを何だよ、大の男が諜報部員のくせにさー。任務中にそういうことが起こりうるのはわかってるじゃん。それでもスパイかよ。シルヴァはね、いつまでも昔のことでねちねちしつこい!

あと、余談ですけどボンドさんも、女性がシャワーしてるところに突然素っ裸で入ってくるのは、失礼すぎます。

だんだん思い出したら腹が立ってきました…。そしてボンドさんもスコットランドくんだりまで行ったわりには、結果的には任務に失敗したことになるのではないのか?とぼんやり思う私であった。

まあしかし、寒村の漁師みたいなダニエル・クレイグがかっこいいし、眼鏡のQのベン・ウィショーがかわいいので、もうそれで十分だった気がします。次回作が楽しみですね!

ところで、上海で殺された人は、あれは誰だったの? あの件はサラッと終了してたけど、あとあと問題になったりしないの?
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Commented by chiaki at 2013-01-06 20:07 x
「寒村の漁師」(笑) 確かに。 
私がずーっと気になっていたのは、Mが引退勧告云々の前に、そもそも定年じゃないの?ということでした。。。
Commented by rivarisaia at 2013-01-08 18:13
ざっくりした手編みのセーターとか絶対に似合う風貌! 南国じゃなくて寒村で黄昏れてたらよかったのに(笑)

MI6には定年という概念はないんですかね…。

おまけにMは、ボンドのテスト結果も華麗に無視してたけど、それでは試験の意味がないというか、そんな権限まで持っているのね…。あと、いままでのMの秘書的立場の男性はどこに行ったのかしら。。。

Commented by fontanka at 2013-02-18 21:41 x
あまりの評判の高さに遅ればせながら見に行く。
春巻さんの感想に深く納得。(上海部分がなぞだぁ)
Mのペンダントが曲がってるのが気になったシーンが、Mには監督もいえなかったんだろうか?というのが我が家の感想。

で、シルヴァがよかった→ハヴィエルの映画を夫がかりまくる→ノー・カントリーとか、ゴヤの話とか。夫ハヴィエルにはまる。
007の他のシリーズもみる。
で、ダニエル・クレイグには「遊び心」美女をはべらせてカードテーブルにいるがない→ボンドじゃないがいい映画だと世間の感想になっとくしました。
Commented by rivarisaia at 2013-02-20 02:15
上海部分ナゾですよね。メインストーリーと関係ないとはいえ、あれ誰だったの。。。

そしてMのペンダントのシーンはもはや覚えてないです。そんなシーンあったっけ。

これをきっかけに(?)ハヴィエルの映画を堪能したようで(特に旦那さまが)楽しそうでなによりです。ダニエル・クレイグのボンドは嫌いじゃないです。遊び心まったくないし、苦悩してばっかだけど。
Commented by 添え状の書き方 at 2013-03-30 14:57 x
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。
by rivarisaia | 2013-01-06 15:11 | 映画/洋画 | Comments(5)