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ミラノの奇蹟

今年もジロ・デ・イタリアがはじまりました。みんなも見たらいいよ! そしてバーチャルイタリア一周旅行。今年はナポリからスタート、ゴールはいつものミラノではなくてブレシアです。

が、きょうはミラノが舞台の映画を紹介。本作は1951年のカンヌのグランプリです。ちょっと意外だったけど、あとあとじっくり考えると納得のグランプリ。やっぱり夢がある話はいいよね。

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ミラノの奇蹟(Miracolo a Milano)』監督:ヴィットリオ・デ・シーカ

ある日、ロロッタ婆さんは、裏のキャベツ畑で赤ん坊を見つけます。婆さんは、その子をトトと名づけて、息子のように育てるのでありました。

やがて婆さんが死に、孤児院に入れられるトトでしたが、たいそう純粋で善良な青年になり、孤児院を出るとミラノにやってきます。

ホームレスと仲良くなって、ダンボールの家に寝泊まりするトト。そんな状態でも笑顔を絶やさず、やたら前向きなこの上なく善良なトト。そんなトトを中心に、貧しい人たちがバラックを建て、ちょっとした町ができるのですが、なんと、その土地から石油が出ちゃったので、さあ大変! 強欲な地主は、なんとしても土地を取り返そうと町民たちに戦いを挑むのでありました。

このあたりからラストに向かって、かなりファンタジー要素が濃くなり、想像のナナメ上をいく怒濤の展開。なにせ、ロロッタ婆さんの霊が登場したり、願いが叶う魔法の鳩が出てきたりします。

魔法の…鳩…?

しかし、この魔法の鳩のせいで、貧しく善良な人々までもが貪欲に!

いったいどう収拾つけるのかと見当もつかなかったけど、ミラノのドゥオモ前の広場であっと驚く一大ページェントでフィナーレですよ。こういう光景をページェントっていうんですよ。文字通り、ミラノの奇蹟でございますよ。ああ、トトを先頭に、みんなどこに行っちゃうの?

戦後のまだ暗い時代、さまざまな社会問題も描いてはいるけど、それだけだとどんよりした話になっちゃうので、夢や希望をちりばめているところが、観賞後になんだかほんわかするんですよ。突拍子もない展開ではあるんですけど、じわじわくるのでおすすめ。
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Commented by fontanka at 2013-05-06 17:23 x
この映画みたことあります。
あのラストだけおぼえていまして、いま、この記事を読んで、そーゆー話だったと思いましたです。
Commented by rivarisaia at 2013-05-08 01:22
これ時間経つと真ん中あたりの印象がだんだん薄くなるんですけど、あのラストだけは強烈ですよね。しかも唐突だったし。
by rivarisaia | 2013-05-05 01:51 | 映画/洋画 | Comments(2)