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バニー・レークは行方不明

映画を観たのはずいぶん前なんだけど、ソール・バスのオープニングタイトル(1本の手がにゅうっと出てきて、びりびりと紙を破るとクレジットが出てくる)が印象に残ってる。最近、原作の小説を読んだのでした。

バニー・レークは行方不明(Bunny Lake Is Missing)
監督:オットー・プレミンジャー

アメリカ人のアンは娘のバニーとロンドンに越してきたばかり。引っ越しの片付けも早々に、アンは娘を預けた保育園に迎えに行くが、バニーの姿がない。そしてそんな子どもはいないと言われてしまう。

アンはロンドンで駐在記者をしている兄に助けを求め、警察に捜索を依頼するが、警察は最初からバニーはいなかったのではないかと疑いはじめ…


失踪した人の存在が疑われる話といえば、ヒッチコックの『バルカン超特急』や、あと最近の『フライトプラン』がありますが、この2作に関しては、観客である私も「いや本当にいたんだってば!」と主人公サイドに立つことができる。しかし本作ではバニーが登場しないため、子どもがいたというのは主人公の妄想ではないのか…という気になってきて落ち着かないのだった。

さて、バニーは主人公の空想なのでしょうか。それとも本当にバニーは存在したのでしょうか。存在したとしたら何処に消えたのでしょうか。公開当時はびっくりだろうなというサイコな展開が待ってます。お庭でのおっかけっこからブランコこぐシーンは正直「長いよ…」と思ったけど。

で、本作の原作はハヤカワのポケミスから出ているのですが(タイトルは同じ、イヴリン・パイパー著)、これまたびっくり。なぜなら。

犯人がちがーう。展開も登場人物も細かい設定もぜんぜんちがーう!


小説は舞台がニューヨーク。主人公のブランチが保育園から消えた娘のバニーを探すという設定だけは同じです。子どもが消えたという状況からして仕方ないとはいえ、小説版のヒロインのほうがエキセントリック度が高く、狂気を感じて私ドン引きしました…。そんな小説版は、ミステリ好きの人ならにやりと笑える文章で締めくくられています。謎はちゃんと解決されるんだけど、え、そこで終わる!というラストになってます。うふふ。
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Commented by fontanka at 2013-06-26 20:48 x
これ原作読んだはずですが、全然思い出せないことに気がつきました。
なんかなぁと思ったという印象はあります。
Commented by rivarisaia at 2013-06-26 22:28
謎解きよりも、えっそっちに持っていくの!?みたいなオチに驚き。映画とほんとに違うのね…。
by rivarisaia | 2013-06-24 22:59 | 映画/洋画 | Comments(2)