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見たもの読んだものについての電子雑記帳


by 春巻まやや
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ゼロ・グラビティ

とてもすばらしい映画。忙しさの合間に行ってよかったよ! おかげでヤル気が出た。なぜか邦題は「無重力」になってるけれども、これは反語的なナニカですよね。無重力についての映画だろうか、いや重力だ、という。

ゼロ・グラビティ_b0087556_1182461.jpg

ゼロ・グラビティ(Gravity)』監督:アルフォンソ・キュアロン

話はシンプルです。宇宙にいる宇宙飛行士が、尋常ならざる困難に直面するけれど、なんとか地球に帰還しようと試みる話であると同時に、過去に大変つらいことがあって、現在だって死にたいくらい過酷でも、未来は大地に立ちあがって生きていくんですよ、という話です。

ストーリーは単純なぶん、映像にメタファーがころころ転がっていて絵で語る映画です。しかし宇宙、煉獄みたいだったわよ。煉獄から出るには「神の舟」に乗らなきゃならないしさ…(本当です)。

そして重力から自由になれる世界のほうが人間には不自由で、重力に縛り付けられてる世界のほうがまったく自由な世界なのだった。

日常で重力を意識することなんて滅多にないけど、この映画のラストでは「重力」をすごく実感しましたよ。たぶん、これまででいちばん実感したような気がするし、映画でここまで体感するってすごいよ。ザ・重力、ドドーーン!と全身にきた。こればっかりは、観た人じゃないとわからないので、みんな観てー。

そして、余談ですが、もうひとつ。

本作、ねじとボルトも映ります!(だから何だ、と言われそうだけど)でもね、マイナスねじだとおもう、たぶん。そこで宇宙船のねじの話は次回につづく!(→書いた

ところで、本作はすでに述べたとおり生きることがテーマなのにこんなこと言うのもなんですが、わたし宇宙でほうりだされたら、運動神経的にもいろいろ無理なのでさっさとあきらめるね…。二酸化炭素中毒で意識を失い、そのままくるくると漂流する人になる。

【追記】
確認しました!
ゼロ・グラビティのマイナスねじ(確認)
by rivarisaia | 2013-12-16 01:21 | 映画/洋画 | Trackback | Comments(0)