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パリのランデブー

最近はジロのおかげでバーチャル・イタリア・ツアー中ですが、もうちょっとするとツールが始まり、パリに行く。バーチャルじゃなくて、リアルでパリに行きたいー!

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パリのランデブー(Les Rensez-Vouz de Paris)』監督:エリック・ロメール

どいつもこいつも…と言いたくなるけど、なぜか憎めない、それがロメール映画の登場人物なのだった。三話オムニバス。

7時のランデブー:
彼氏の浮気を疑ってる女子大生エステル。市場でナンパされるものの、その男はスリだったようで、すっかり落ち込んでいると、すられた財布を女の子が届けにきてくれる。成り行きで彼女と一緒にカフェに行くと…。


一番可笑しいのが、この話。途中エステルのおしゃべりにイラッと来つつも、カフェのシーンでは「エステル、いいぞ!ガツンと言ってやれ!」と応援モードになってしまうのがロメールマジック。

パリのベンチ:
パリ郊外に住む教授の男。その男と付き合っている女性は、どうやら同棲している彼氏がいるけど、なかなか別れられないらしい。


教授の男と彼女が、ひたすらあちこちの公園を歩き回る話。私、このヤサ男っぽい教授のニヤけた風貌が生理的に嫌で、いつまでこの二人は公園をほっつき歩く気か…とうんざり気味だったのに、時間が経つと『パリのランデブー』といえば真っ先に思い出すのが、この話なんですよね。パリ公園ガイドといってもいい話。散歩に行きたくなります。

こちらも最後「えーー!」という展開が待ってます。今まで捏ねてた理屈は何だったんだー!

母と子1907年:
画家の男がスウェーデン女性をピカソ美術館まで連れて行く。アトリエに戻る途中、彼はある女性に興味を持って、彼女を追って再びピカソ美術館へ…


これまた画家の男がうざったい。美術館で聞こえよがしに蘊蓄たれる様子とか勘弁してほしいくらいなのだが、口説こうとして失敗した女性にやんわり説教され、スウェーデン女性からも約束をすっぽかされて、描きかけの絵も少し良くなった感じで終わる。

こうやってまとめてみると、『パリのランデブー』に出てくる男は全員見事にうざったい。そんな男性陣が女性陣にやんわり喝入れられてる感じが小気味よかったりもしますが、うざったかった男性陣に対しても今後いいことあるといいよねーという気持ちになれるのが、だからやっぱりロメールマジックなのだった。
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by rivarisaia | 2014-05-21 22:30 | 映画/洋画 | Comments(0)