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ノア 約束の舟(Noah)

どうやら私、アロノフスキー監督とあまり相性がよろしくないみたい…。残念ながら私は選ばれし観客ではなかったのですが、けっこうツッコミどころもいろいろあって、観終わったあとの話にはわんさか花が咲きました。

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ノア 約束の舟(Noah)』監督:ダーレン・アロノフスキー

旧約聖書のノアの方舟の話です。ノア(ラッセル・クロウ)が巨大な方舟をつくり、洪水が世界を滅ぼす、という話です。出だしの雰囲気、世界観はマッドマックスみたいです。ここで、私、けっこう期待しました。「旧約聖書」meets「マッドマックス的近未来」。いいぞー!

でも……なんか…その後に、トランスフォーマーのような岩石が出てきて、急にロード・オブ・ザ・リング風味に。やる気のないガンダルフ…じゃなかった、ないがしろにされてかわいそうなアンソニー・ホプキンスおじいちゃんも出てくる。

このアンソニー・ホプキンスは気の毒です。一人でひっそりと洞窟に暮らしてるんですけど、そこにノアの奥さんがやってきて、「イチゴ持ってきてくれたの?」とワクワクして訊ねるホプキンスじいさんに、ノアの奥さんはこんなことを言う。

「え、イチゴ? ごめん、知らない。それより、うちの子どもが将来一人ぽっちで孤独に生きるみたいなんだけど、それって酷くない!?」


ホプキンスじいさんポカーンとしてたよね。「一人ぽっちで孤独って…俺もだけどね…」みたいな表情で。人間って本当に自分のことしか考えないのね、という場面ですね、きっと。

さて、その後いろいろあって、洪水がきて、何故かノアお父さんは「モスキート・コースト」化するのだが…という話でございました。うーむ。

以下、箇条書き。

・映画と違って、聖書では、息子三人にそれぞれ嫁がいて、方舟に乗ってます。そうじゃないと、「産めよ、増やせよ」ってどうやって? 相手いないじゃん。近親相姦になっちゃうじゃん!とは思いました。ノアたち以外に世界のどこかに生き延びてる人がいたとしたら、洪水も方舟作った意味もないしね!

・ノアが素っ裸で寝ちゃったエピソードがなぜか無理矢理入ってた。別にあれ、入れなくてもよかったんじゃ…。

・やけにチープな演出のエデンの園回想シーンは…あれは一体…なに…

・旧約聖書はスペクタクルなので、ダビデ王あたりを映画化してもいいかもしれない。アロノフスキー以外がいいです。
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by rivarisaia | 2014-06-21 22:56 | 映画/洋画 | Comments(0)