「ほっ」と。キャンペーン

シックス・センス

先日、たまたまHDの整理をしていて、うわっなつかしーと思いながらこの映画を観た。ちなみに私、これ以降のシャマランの評判がいまひとつな作品もけっこう好きです。

b0087556_1929734.png

シックス・センス(The Sixth Sense)』監督:M・ナイト・シャマラン

この映画にまつわるふたつの思い出。

ひとつめ。

初めて観たのは劇場だったんですけど、忘れもしない。本編が始まる前にブルース・ウィリスが出てきて、こう言うのである。「この映画の結末を誰にもしゃべらないと僕と約束してくれ」。正直「はあ?」って気分ですよね。「観る前から何言ってんの、ブルース。そんなの私が決めることであって、いちいちお前に指図されることじゃないし!」

で、映画を観終わった私は心の中でブルースに語りかけたよね。「ブルース、言わないよ、私、誰にもネタバレしない!」

で、ふたつめの思い出。

当時の勤務先で怒れる同僚女子が私に訴えてきた。「まだ観てないっていうのにさ、A君が『シックス・センス』の盛大な!ネタバレを!もう観られない!!」

ブルースとの約束を破ったA君は、自信に満ちあふれる笑顔で言い放った。「だって観てると思ったんですよ、いまさら観てない人がいるわけないですよ 」

確かにね。ブルースとわざわざ約束までさせられるくらい「オチ」が重要な映画かもしれないけど、そのおかげでシャマランは「オチを過剰に期待されては毎度ガッカリされる映画監督」になってしまって気の毒だし、それより何より、本作はオチを知っていても味わい深い映画だということを再見してしみじみ実感しました。

それにしても、よくできてるよね、この映画。再見なのに、私泣いたしね、まったく同じシーンで。ラスト近く、車の中での、おばあちゃんについての母子の会話場面ですよ。「She said the answer is "Every day.”」の台詞で涙腺決壊ですよ。ううう。

初めて観た時はこの展開は予想外で、ただ途中で変だなあと思ったのは、お母さんが虐待しているのではないかと疑われているときに、ブルースはなぜもっと援護してくれないのか、ということくらいでした。

事情をふまえて、もう1度しっかり観てみると、コール少年の気持ちが痛いほどよくわかってすごく切ない。

だってさ、こわくてこわくて一生懸命に教会の中に逃げたのに、何でついてくるんだよーとか。「I see dead people」と告白するのだって、ものすごく勇気が必要だったはずだ。そう、誰にも言えない秘密を抱えて孤独に戦ってきた少年が、勇気をふりしぼって成長する物語なのだった。

ところで、もうそろそろブルースとの約束も時効だと思うんですけど、どうなんでしょうか。まだしゃべっちゃいけないんでしょうか。観てない人がいたら、観たほうがいいですよ。2回観るといいと思います。
[PR]
Commented by col at 2014-12-13 19:07 x
久し振りにおじゃましました

この映画には私も思い出すことがあります
というのも終わった瞬間にオチが判らなかったのです、、、そんなこと今まであり得なかったのに、何となくボーっとしてたのか?今でも苦い記憶が蘇ります(笑)
こういうこともあって随分前に見直したのですが、確かに二回目も(より映画作品として)楽しめました

また邪魔します
Commented by rivarisaia at 2014-12-16 23:26
お久しぶりです。
私もかつてオチがわからなかった映画があったような…。きっとたぶん油断してたんですよ。特に映画館で初見だと、ふと気を抜いたら一瞬の油断でわからなくなることってたまにありますよ。

オチがわかったら面白くないのかな、と思って観たんですけど、映画としてよくできてるせいか、2度目も楽しめますねー。

by rivarisaia | 2014-12-05 19:40 | 映画/洋画 | Comments(2)