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容疑者はキューザック:フローズン・グラウンドとペーパーボーイ

私の大好きなやや太めの困り顔俳優のひとり、ジョン・キューザックが嬉々として変質者を演じてる映画を立て続けに二本観ました。

映画自体はそれほどお勧めでもないんですけど、キューザックの演技派っぷりを堪能するならぜひどうぞ。ただし変質者だけど!

一本目
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フローズン・グラウンド(The Frozen Ground)
監督:スコット・ウォーカー

ニコラス刑事が悩ましげな表情で、犯人のキューザックを追いつめていく話です。80年代にアラスカで実際に起きた売春婦連続殺人事件の映画化。ベーカリーを営んでいた犯人のロバート・ハンセンには妻子もいたのですが、実は裏の顔がありました。売春婦を拉致してさんざんいたぶった後、人里はなれた山の中で解放して、人間狩りを楽しんでいたのである。ひー。

そんな変質者をキューザックが演じます! 映画自体は、もっとハラハラするような構成ができたような気もするんだけど、ニコラス刑事がひたすら苦悩してばっかりで、あんまりハラハラしないのが残念なところ。ニコラス刑事の過去のトラウマエピソードで少女の信頼を得る、とかベタすぎますよね…。

ただ、キューザックはすごくいいです! 怖い!

ちなみに犯人ロバート・ハンセンには終身刑が下され、ちょうど今年の夏頃、刑務所で死んだというのがニュースになってました。

二本目
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ペーパーボーイ 真夏の引力(The Paperboy)』監督:リー・ダニエルズ

60年代のフロリダを舞台にした、ある死刑囚の保安官殺しの真相をめぐるサスペンス。小説が原作です(私は未読)。

鬱屈した青春の日々を過ごす青年(ザック・エフロン)が、新聞記者の兄(マシュー・マコノヒー)とその友人とともに事件を調査するわけですが、死刑囚の婚約者を名乗る謎の女(ニコール・キッドマン)に翻弄されたり、衝撃的な出来事に見舞われたりしながら、大人の階段を登る(あんな経験をしたら登らざるをえない…)という話です。

キューザックは死刑囚です。ヤバイです。イっちゃってます。

本作はニコール・キッドマンのすれっからしぶりも相当ヤバイのですが、キューザックも異様です。私ドン引きしました。「キューザックは冤罪ではないか」というのが物語のスタート地点なんですけど、怪しすぎて「本当に冤罪かよ、っていうか、こんな奴、釈放しないほうがよくない?」という気分でいっぱい。

ただ、これも映画としては、あまりにまったりしすぎていて、私はあんまり好きじゃないです。ちょっと眠かったんですけど、しかし、最後のほうに「エエッ!?」という目の覚めるような展開が……。

不気味なキューザックを堪能するなら、ぜひどうぞ〜(堪能したい人なんているのかしら)。
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by rivarisaia | 2014-12-11 18:38 | 映画/洋画 | Comments(0)