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ある過去の行方

お久しぶりです。Twitterのほうを見てる人はご存知でしょうが、いろいろあって、今週もまだまだ忙しい。全然映画観られない。前に書きっぱなしにしてた感想を発掘したので、どうぞー。ちょうど今、憶測で突っ走る親戚の方々のせいで私はすっかり迷惑してるので、この映画を思い出すとうわああ!ってなりますね(白目)。

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ある過去の行方(Le passé)』監督:アスガー・ファルハディ
正式な離婚手続きのために、テヘランからパリに戻ってきたアーマド。フランスでくらしていた妻マリー=アンヌには、新しい恋人サミールがいた。

サミールとの再婚を考えているマリー=アンヌだが、長女のリュシーがそれに反発している。アーマドはリュシーと話をするのだが……


ファルハディ監督が得意とする「コミュニケーションの取れない人々による、小さな誤解の積み重ねが取り返しのつかない事態を招く」物語です。今回は、取り返しのつかない事態はすでに起きていて、4年ぶりにアーマドがフランスにやってきたことをきっかけに、その真相が明らかになっていきますが、すべての謎が明るみに出るわけではありません。

出だしの空港の場面からして、すでにコミュニケーションが取れていないアーマドと妻マリー=アンヌ。ふたりは別れてしまうからもういいとして、問題はマリー=アンヌ(と娘のリュシー)とサミールです。

ちゃんと事実を確かめずに、憶測で決めつけてしまうことの危うさ。一つ一つの小さな誤解を解こうとするアーマド。次々と明らかになる意外な事実。詳しくはここでは書きませんが、どんどんどんどん空気が重たく、息苦しくなっていきます。

もう過去にはとらわれない、と決めたマリー=アンヌだけど、サミールはもう1度新たに過去と向き合うのかもしれないね。

余談ですけども、アーマドが自分の過去について告白しようとしたら、マリー=アンヌにキッパリと聞きたくないと拒否され、結局何も伝えられずに終わるところが、無性に切なかったですよ。アーマドさん……。
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by rivarisaia | 2015-02-01 20:41 | 映画/洋画 | Comments(0)