フランス百科全書絵引

ご無沙汰しておりました。わたくしのマシンが次々と不調を訴えてきて、いろいろと面倒をみたり(修理まではいかない)データを整理したりしてました。まだちょっと機嫌悪いみたいよ。

で、写真を整理していたら、懐かしい本が出てきたので紹介します。

『百科全書』とは、フランスの思想家ディドロとダランベールを中心とした知識人たちが20年以上かけて編集、作成した百科事典です。全巻の翻訳は出てないけど、図版を1冊にまとめた巨大な本が出ています。

それがこれだ! ドドーン!
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大きさがわかりやすいように、岩波文庫を上に置いてみました。

フランス百科全書絵引』ジャック・プルースト監修・解説、平凡社

いろいろな機械や道具の図版はもちろん、コレオグラフィーやカリグラフィー、文字、動物の絵、戦艦(帆船)の陣形とか、いろんな図版が出ていて、かなり楽しい。家にあってもいいのかもしれないけど、いかんせん大きすぎる……。絶版のようなので、興味のある人は図書館か古書店で探してみてください。

わたしは図書館で借りたんですけども、カウンターのお姉さんに「すごく重いですけど、これ持って帰れますか……?」と心配されました。そしてわたしが持っていたトートバッグには入らなかった。したがって、雨の日に借りるのは危険な本。

本書の目次は以下のようになっております。
第1部:天然資源の開発(農業、漁業)
第2部:文化(建築・劇場、美術技法、音楽・楽器、文字・書物)
第3部:諸科学
第4部:技術(木材技術、金属技術、繊維技術、皮革技術、陶磁・ガラス技術、主要化学技術)
第5部:社会(上流社会の風俗、軍事技術、日常生活の手仕事)
中ページは図版がメインです。
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こんなレイアウトでページの両端に図版のキャプションが入るかたち。このページは「軍事技術」の「艦隊の戦闘隊形」を紹介しています。参考までに部分的に拡大してみますと、こんな図になってる。

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この調子でじつにさまざまな図版が収録されていて、なんらかの資料にもよさそうだし、ひまなときに眺めるのにもよさそうです。ただし重いけど!!

また朝倉書店からも、12000円とお高い本なんですけども、ディドロ『百科全書 産業・技術図版集』という本が出てます。こちらは89ページに「ねじの製造」って項目があってね、
「ねじは16世紀に現れたが、20世紀までの千年紀に発明された最高の工具」
と書いてありました。VIVAねじ!

百科全書は原書のデジタル版がいろいろなところで公開されているのですが、たとえば大阪の図書館のデジタル画像はこちらで見られます。

さりげなくこうしてフランスネタなのは、今年もツール・ド・フランスが始まってるからでした! 早く梅雨終わらないかなー。


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Commented by fontanka at 2015-07-09 22:22 x
すごいですね。
大きな本→以前、ヴィトンのバッグの本を図書館で借りたら、もって帰れないほどの大きさ→交渉して館内閲覧させてもらう→読んで返しましたが。
それは正解だった、なぜならページが切り取られていたのでΣ(@@
もって帰ったら、第一発見者の私が疑われるのだった。

プロトン。小ネタつくりました。
Commented by rivarisaia at 2015-07-21 16:58
> fontankaさん
いま、借りたい大型本があるんですけど、あまりに重そうなのでいつか時間があるときに館内閲覧にしよう……と考えはじめているとこぉです。

図書館のページ切り取るなんて酷いですよね!(しかもそんな大型本の……)

プロトンの小ネタ、あとでじっくり読みにいきますねー(楽しみ)
by rivarisaia | 2015-07-08 20:24 | | Trackback | Comments(2)

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