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見たもの読んだものについての電子雑記帳


by 春巻まやや
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食神:カレン姐さんの歌がすばらしい

チャウ・シンチー(周星馳)の『食神』は大好きな映画のひとつです。この映画が好きというより、チャウ・シンチーが好きと言ったほうが正しいか。最近の作品では、『少林サッカー』も面白かったのですが、毎度おなじみのブルース・リー・ネタ、功夫映画ネタ、武侠ネタがてんこ盛りの『カンフー・ハッスル』が、血圧あがって卒倒しそうなくらい個人的には最高でした。私の周囲では、『少林サッカー』のほうが好きな人が多いのですが、実は何回見ても飽きないのは『カンフー・ハッスル』ではないかと思う今日この頃。

で、『食神』です。公開当時、見に行こうと誘った人たち(元会社の同僚たち)からことごとく断られたという、哀しい思い出もある映画。セリフ完全翻訳字幕を目的に、再度見ました。

1文あらすじは「食神として驕り高ぶっていた料理人が、罠にハマって落ちぶれて、屋台を切り盛りするアネゴと出会い、再び真の食神の座を目指す!」。

ものすごく詰まってましたよ、完全翻訳字幕。訳したお方に「グッジョブ!」と言いたい。速読には自信がある私も読み切れないほど。細かい部分では、「倚天切」と「屠龍斬」などという、今だからこそ私も笑える武侠小説ネタもありました。

もちろん完全翻訳字幕で細かいネタを追求しなくても十分楽しめます。この映画で注目してほしいのは、やはりカレン・モク(莫文蔚)。特にカレン姐さんが突然歌いだすシーンは何度見ても大笑いなので、ツラいことがあったら、このシーンを思い出せば気分が晴れるにちがいない...と心のメモ帳に記しておきました。カレン・モクの女優魂は必見です、必見。

そうは言っても、アクが強い映画であるのも確かです。「料理するのになんで少林寺で修行するのさ?」と思ってしまう人や、「ミスター味っ子」がキライだった人、もともと香港映画のベタなギャグに引いてしまう人などには向かないかもしれませんね。
by rivarisaia | 2006-05-28 23:51 | 映画/香港・アジア | Trackback | Comments(0)