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鴛鴦歌合戦

先日、茶道をたしなむ人と骨董茶碗の話になりました。
骨董は集めだしたらキリがない、などという話をしていたのですが、その間ずーっと、
私の頭の中では「さ〜て、さて、さて、この茶碗〜♪」という歌がエンドレスで鳴り響いていました。もう誰か止めて〜!

鴛鴦(おしどり)歌合戦』を観た人なら分かってもらえるはず。

『鴛鴦歌合戦』は、今年の1月にユーロスペースで上映したので、観た人も多いかもしれません。未見の人は浮かれ気分で観るべきですよ!

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千恵蔵が病気になってしまったため、わずか7日間でつくられた伝説のオペレッタ時代劇。監督はマキノ正博、サイレント映画からトーキーへと移行していた1939年の映画ですね。うわー太平洋戦争の2年前だよ。そんなことは微塵も感じさせないほど底抜けに陽気です。

あらすじは、江戸時代を舞台に貧乏浪人・礼三郎(片岡千恵蔵)と3人娘の恋の鞘当てのお話。そこに骨董好きの志村狂斎(志村喬)の娘・お春(市川春代)にひとめ惚れしたお殿様(ディック・ミネ)の話が絡んできます。

千恵蔵は病み上がりのため、いささか地味な扱いですから、ファンは物足りないかもしれません。でも、その代わり他の皆さんが頑張ってスイングしています。何たって志村喬がほがらかに歌うからね!「ぼくは〜わかぁ〜い殿様〜♪」と歌いながら登場するディック・ミネも魅力的ですが、何といっても市川春代が可愛い。愛嬌があるというのはこういう人を指すのだと思いました。

私が初めて観たのは、かれこれ15年くらい前ですが、15年経っても歌が頭から離れない。ズラーッと並んだ日傘が目に浮かぶ。それくらい強烈です。ツィイーたんの『オペレッタ狸御殿』は未見ですが、元祖サムライ・オペレッタを楽しむならこちらをどうぞ。
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by rivarisaia | 2006-06-05 23:52 | 映画/日本 | Comments(0)