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ダニエルばあちゃん:極悪人に決定!

ずいぶん前の話ですが、いわゆる「オシャレ雑誌」で「とってもキュートなイジワルおばあちゃんが巻き起こす大騒動! こんなおばあちゃんになりた〜い(ハートマーク)」というような内容の紹介文が付いていたような気がする『ダニエルばあちゃん(Tatie Danielle)』。監督はエチエンヌ・シャティリエ。

イジワルなおばあちゃんが繰り広げる、最後はちょっぴり心温まる話なのかなーと思ってたら、極悪人だから、このババア。あまりの極悪人っぷりに驚いたので、今回はネタバレします。


以下、あらすじに触れます。


ダニエルばあちゃん(ツィラ・シェルトン)は、年寄りのメイドと2人暮らし。このメイドのオディールが心優しげな雰囲気を発しているので、なんとなく「あーイジワルばあさんと、やさしいメイドのばあさんとの心温まる交流が描かれるのねー」と想像したのですが、見事に裏切られました。だって、オディールはシャンデリアの下敷きになって、突然DEATH! ある意味、ダニエル極悪・ババアのせいで死んだ、いや殺された、と言ってもいい。

そんなダニエルばあちゃんは、甥っ子の家に引き取られる。ババアは時折しんみりさせる言葉を吐くが、ここで同情は禁物だ。さて、甥っ子一家がヴァカンスに出かける際、ババアの面倒を見るために雇われたのが、これまた最強に無愛想なワガママ娘サンドリーヌ(イザベル・ナンティ)。根が極悪人同士、気が合うせいか、2人はもうやりたい放題。甥っ子一家の飼い犬を勝手に捨てちゃったのには驚いた。犬を、ワザワザ、車で!(車で遠くまで運ばないと犬が帰ってくるから、という極悪な理由から)。しかし、ワガママ女の友情が壊れる原因は、やはり「男」だった....。

というわけで、男問題で2人は決裂するのですが、ダニエルばあちゃんは、ここで「恍惚の人」も真っ青なキレっぷりを発揮。どうしちゃったのババア、大丈夫か、と思ったけど、私自身はこの時点でババアの極悪さ加減にかなり引き気味だったため、もう死ぬならここで死んでくれ、という気持ちであった。しかし、憎まれっ子世にはばかるという言葉の通り、ババアはタフだった...。

甥っ子家族にしてみればとんだ災難だったと、つくづく同情。最終的には、極悪ババアとワガママ娘の友情が復活するわけですが、もうワガママ人間同士、勝手にしてください!という気持ちでフィナーレ。こんなババアにならないように、気をつけたいと思います。

オシャレ雑誌の内容紹介とのギャップにぶっ飛んだのですが、初めからブラックコメディだと思って観ればそれなりに楽しめる映画かもしれませんね。
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Commented by 雀民 at 2006-07-14 17:36 x
たまたま、昔見た映画の題名がわかったのでぐぐってみたら一番上に出ていたのでお邪魔しました。いゃ~、これ公開直後にテアトル梅田で見てしまいましたょ、「彼女にしたい!」と本気で思っていた女性を誘って。フランスの小洒落たジョークで楽しい時間を過ごさせていただきましたょ。「ぼかし入り特濃F*ck」シーンのおまけ付きで。笑顔がすごくかわいかったんだけどなぁ。
Commented by rivarisaia at 2006-07-14 21:30
こんにちは。思い出の映画だったのに、こんな毒気のあるものを読ませてしまって何ともすみません。「ぼかし入り」なんてシーンはありましたっけ?

それにしても、ググるとこの記事が一番上に出ているというのに驚愕です。ダニエルばあちゃん恐るべし。こんな感想を書いたので、ばあちゃんから仕返しされたにちがいありませんね。
Commented by 雀民 at 2006-07-15 18:33 x
「毒評論を以て思いでの毒映画を制す」って感じです。もちろん、笑って読めました。そうですね、あのばあちゃんならやりかねませんね。てか、間違いなくなんかやるでしょうね。ムーミンに出てきたミーが年食ったらあんな感じになるのかなぁ。背格好もそんなイメージ。性格もそのまんま意地悪だし。ぼかし入りシーンはあったと記憶してます。なんせ、そのシーンでバラ色の初デートが音をたてて崩れ去ったと悔やみましたもん。甥夫婦が(変態チックに)楽しんでいるところを嫁さんにわかるように惚けたふりをしてのぞいてたと記憶しています。ビデオ版ではカットされたのかなぁ。
Commented by rivarisaia at 2006-07-15 23:19
デートが崩れ去ったのは、ばあちゃんのせいですね。やっぱり恐るべし。ミーが年食ってパワーアップしたらあんな感じになるでしょうね。
「ボケたふりして覗き見」シーンですが、そういわれてみれば、そんな場面があったような気がしてきました。お嫁さんが怒ってたような....。
by rivarisaia | 2006-06-28 23:59 | 映画/洋画 | Comments(4)