奇術師:予告編が出ましたね
2006年 07月 18日
昔からライバル同士には、葛藤や確執が付き物だとは思いますが、そこに嫉妬や憎しみが深く入り込んでしまうと、事態がどんどん悪い方向に進んでしまうことがありますね。
そんなマイナスのベクトルに向かっていくライバル関係と言えば、去年読んだ本でおもしろかったのがこれ。
『奇術師』 クリストファー・プリースト 著 古沢嘉通 訳 ハヤカワ文庫
原題は『The Prestige』。世界幻想文学大賞受賞だそうです。
章ごとに語り手が違うのですが、主要なパートを占めるボーデンとエンジャによる手記で、事実関係に微妙なズレが生じてきます。この食い違いのせいで、読者は混乱。あっと驚く衝撃の結末が待っているわけではないけど(むしろ、そんなのアリ?と驚いた)、とにかく読ませる小説でした。あの何とも言えないやや不気味な結末に到達した後、しばし沈黙して、もう一回最初から読んでしまった。まあ、プリーストの小説は毎回2度読みしちゃうんだけど。
本作品は映画化が決まっています。Appleのサイトで予告編が公開になっていました。コチラ。
監督はクリストファー・ノーラン、主演の2人はクリスチャン・ベイルとヒュー・ジャックマン、そして、デヴィッド・ボウイが実在の発明家ニコラ・テスラ役だ。
うわー、これはちょっと楽しみだけど、どうなんですかねー。あのラストがどうなっているのか、すごく観たい。
そんなマイナスのベクトルに向かっていくライバル関係と言えば、去年読んだ本でおもしろかったのがこれ。
『奇術師』 クリストファー・プリースト 著 古沢嘉通 訳 ハヤカワ文庫
ジャーナリストのアンドルーは、謎めいた女性ケイトから思いがけない話を聞かされる。2人の先祖は、20世紀初頭に活躍していた奇術師だったというのだ。常にライバル関係にあり、それぞれ「瞬間移動」の技を売りにしていた天才奇術師、アルフレッド・ボーデンとルパート・エンジャ。彼らが残した手記に記されていた事実とは...。
原題は『The Prestige』。世界幻想文学大賞受賞だそうです。
章ごとに語り手が違うのですが、主要なパートを占めるボーデンとエンジャによる手記で、事実関係に微妙なズレが生じてきます。この食い違いのせいで、読者は混乱。あっと驚く衝撃の結末が待っているわけではないけど(むしろ、そんなのアリ?と驚いた)、とにかく読ませる小説でした。あの何とも言えないやや不気味な結末に到達した後、しばし沈黙して、もう一回最初から読んでしまった。まあ、プリーストの小説は毎回2度読みしちゃうんだけど。
本作品は映画化が決まっています。Appleのサイトで予告編が公開になっていました。コチラ。
監督はクリストファー・ノーラン、主演の2人はクリスチャン・ベイルとヒュー・ジャックマン、そして、デヴィッド・ボウイが実在の発明家ニコラ・テスラ役だ。
うわー、これはちょっと楽しみだけど、どうなんですかねー。あのラストがどうなっているのか、すごく観たい。
Tracked
from playt&cine..
at 2007-06-07 18:41
タイトル : プレステージ
プレステージ 公式サイト原題THEPRESTIGE原作「奇術師」 予告編製作2006年時間130分監督クリストファー・ノーラン出演ヒュー・ジャックマン、クリスチャン・ベイル、スカーレット・ヨハンソンstory19世紀末のロンドン。若き奇術師アンジャーとボーデンは、奇術師ミルト...... more
プレステージ 公式サイト原題THEPRESTIGE原作「奇術師」 予告編製作2006年時間130分監督クリストファー・ノーラン出演ヒュー・ジャックマン、クリスチャン・ベイル、スカーレット・ヨハンソンstory19世紀末のロンドン。若き奇術師アンジャーとボーデンは、奇術師ミルト...... more
by rivarisaia
| 2006-07-18 23:57
| 書籍
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