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ザスーラ:子ども映画男子編

クリス・ヴァン・オールズバーグ(Chris van Allsburg)の絵本は、とにかく絵が緻密でキレイな上に、本の中に広がる独特の世界がすばらしい。もともと彫刻を勉強していた人だと聞いて、あーなるほどね、と思いました。ある瞬間で時間が止まって、すべてが静止したような構図なんだよね。
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映画化された『ジュマンジ』や『ポーラー・エクスプレス』が有名ですが、個人的には、『The Garden of Abdul Gasazi』がおすすめです。犬を追いかけて、入っちゃいけない庭園に迷い込んじゃった〜、という話です。日本語版は、ほるぷ出版から『魔術師ガザージ氏の庭で』というタイトルで出版されていましたが、現在は『魔術師アブドゥル・ガサツィの庭園』というタイトルに変わって、村上春樹の翻訳であすなろ書房から刊行されています。

そんな彼の絵本の映画化で、内容的には『ジュマンジ』と同じ流れのボードゲーム・シリーズが『ザスーラ(Zathura)』。
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ケンカばかりしている兄弟が、ボードゲーム「ザスーラ」(今度はジャングルじゃなくて宇宙版)を発見。ゲームを始めてみたら家ごと宇宙に飛ばされて...という話

『ジュマンジ』の続編〜!という意気込みで挑むと、期待外れかもしれません。まあ、私は『ジュマンジ』をよく思い出せないわけですが。いずれにしても、何せ宇宙に行っちゃうので奇抜な展開は無いし、CGがすごいというわけでもない。ティム・ロビンスも出てるけど特に活躍するわけでもない。ナイナイづくしに思えますが、「子ども向け」と考えて過剰な期待をしなければ、子役はじょうずだしそこそこ楽しい。兄弟愛がテーマなのでさりげなく感動的なシーンもあります(そこでそのお願いをするとは、偉いぞ、お兄ちゃん!)。

そんなわけで、「子ども映画男子編」として、兄弟ゲンカが絶えないような小学生くらいの男の子に見せるにはピッタリじゃないですかね。子どもはこの映画にのめり込みそうだな。

ゲームボードが50年代風で味があると思ってたら、子どもたちが飛ばされる宇宙もどことなく50年代風。そうそう、昔のSFのロボットやエイリアンって、こういうイメージでした。
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by rivarisaia | 2006-07-23 16:51 | 映画/洋画 | Comments(0)