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カリガリ博士

内容がどうやら濃そうなので、心して観ないといけないDVDがたまっている中、仕事の合間に積ん読本に片っ端から手をつけていたら8月になってました。ガーン。

京橋のフィルムセンターで李香蘭の映画『萬世流芳』を上映したのに、諸事情により行くことができず、くやしい思いでフィルムセンターのサイトをぼんやりと眺めていたら、「こども映画館」というイベントが行われていることを知る。これが、私も観たいラインナップ。でも、こどものためのイベントなので、「引率や付き添いではない成人の方々の単独でのお申し込み」はNGですよ!残念だ...。こどもがうらやましい。

明日のイベントは「美しさとおそろしさ」だそうですが、目玉はこれとみました。

カリガリ博士(52分)[活弁つき]
人間を自由にあやつる博士のおそろしいさいみん術!

活弁つきで、私も観たいよ〜(くどいようだが、おとなは無理だ!)。
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カリガリ博士』は、1919年のドイツのサイレント映画。監督はロベルト・ヴィーネ(Robert Wiene)、眠り男ツェザーレはコンラート・ファイト(Conrad Veidt)。コンラート・ファイトは『カサブランカ』にも出演しているらしいが、どの役だったんでしょう。

眠り男ツェザーレの予言を見せ物にしているカリガリ博士。ある日、フランシスと彼の友人アランがカリガリ博士の見せ物小屋にやってくる。アランが自分の寿命を眠り男に聞いてみると、「明日の朝まで」という答えが返ってきた。そして彼は、眠り男の予言どおりに殺されてしまう。疑念を感じたフランシスは調査を開始するが....。


一応「ホラー映画」ですが、ホラーと言うより「不安映画」という感じが漂ってます。それが「ドイツ表現主義」なのか...と今ならしみじみ思える。ストーリー、メイク、カクカクした動き、シュールなセット、あらゆるものが不安要素です。特に窓や扉が歪んだり、壁や床が奇妙に傾いたりしている絵画のようなセットが不安をあおる効果大。眠り男ツェザーレのいでたちも不気味。そもそも博士の名前が「カリガリ」って言うのが絶妙だ。

もともと、ストーリーは戦争反対を訴えていたのですが(カリガリ博士=国の指導者、眠り男=盲目的に従う国民という構図)、制作会社が検閲の目を恐れて「実はこうでした」というエピソードをくっつけたのが完成作品です。しかしそのせいで、なぜかさらに増しちゃった不安感...。

淀川長治さんがコチラで熱く語ってます。そうね、その通りだ。いかにもドイツらしい映画。いつか活弁つきで観てみたい。
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Commented by micchii at 2006-08-02 21:49 x
子供に『カリガリ博士』を観せるというのも凄い企画ですね。
活弁付きで観れるチャンスなんかめったにないですから、残念ですね〜。
そこらへんで「ガリガリ君」を餌に子供を捕まえてきてはいかがでしょう?(爆)
Commented by rivarisaia at 2006-08-03 22:09
何だかゼイタクな企画ですよねー。
どっかの子どもをつかまえて...とまでは考えましたが、
「ガリガリ君」をエサにするっていうのには気づきませんでしたよ!(笑)
by rivarisaia | 2006-08-02 16:47 | 映画/洋画 | Comments(2)